小学生が勉強する場所は家だけと考えていませんか?
でも、家で勉強するのって結構飽きますよね。
小学生は学校と家だけが勉強場所と思い込むのは良くないと思います。
うちの小学生の子供たちやその友達は家以外の場所も活用しているんです。
今回は小学生の勉強場所として家だけでなく、外出先で活用できる場所をご紹介します。
この記事は小学6年生男子、4年生女子を持つわたしが経験を元に解説しています。
小学生の勉強場所を変える理由
うちでは最初の頃、リビング学習一本でした。
効果もあると言われているし、確かにリビングで勉強すると理解度を深めたり自信をつけたりさまざまなメリットがありました。
しかし何も無理してリビング学習だけにすることはないんじゃないか?と思ったんです。
低学年のうちはまだまだ幼いのでリビング学習でも良いと思うのですが、やっぱり自分で行動できるようになるとそうもいかないなと思いました。
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①勉強場所を固定すると飽きる
小学生のうちってすぐに何でも飽きますよね?
勉強場所も例外ではなく、ずっと固定すると小学生は飽きてしまいます。
最初の頃はうちも自宅のリビングで勉強していたんです。
確かにリビング学習は前述の通りメリットが多かったんですが、小学校高学年になるとどうしても「ひとりで勉強したい」タイミングが出てきます。
また小学生がひとりで勉強するときは学習机を活用しますが、やっぱりちょっと飽きが来るときがあるんですよね。
飽きてダラダラされるよりは場所を変えて勉強させた方が良いかなと思ったんです。
②外出先で少し勉強も効果的
週末ってどうしてもいろいろ出かけたいところがありますよね。
でも「小学生の勉強場所は家のリビング」と固定してしまうと外出しづらいです。
外出先から帰宅後、小学生のうちの子たちに勉強させようとすると「もう疲れた」となっちゃうのがお決まりのパターンでした。
「うーん、これじゃあ週末は全く勉強させられない。そこまでやる必要はないけど最低限はさせないとまずい」とかなり悩みました。
だったら「外出先で少しでもやらせた方が良いし、ピンポイントで少しやるなら集中するかも!」と思ったんですよね。
結果としては当たりでしたが。
③友達同士集まって勉強も楽しい
小学生は勉強が好きな子は少ない気がします。
低学年のうちは簡単なので楽しいかもしれませんが。
でも、どんどん勉強が難しくなるので嫌な子は多いでしょう。
小学校の勉強を楽しくするにはやっぱり友達と一緒に勉強するのが良いみたいですね。
勉強が嫌になるよりは良いかなと思っていたので、楽しくできればとOKしていました。
④ずっと親の目があるとストレスになる
リビング学習は小学生に適した勉強方法だと思いますが、ずっと親と一緒というのは子供によってはストレスかもしれません。
友人のお子さんはこれがストレスだったようでした。
うちもずっと家で勉強というのは子供も「口出さないでほしい」「口出さなくても見られている気がする」と気が張っていたようです。
別にそこまでプレッシャーかけているつもりはなかったんですが。
また家のリビング学習で「親と勉強する」のは、ぶっちゃけ楽しいわけがない!
まあ、低学年のうちはお母さんにくっついて勉強できるから楽しいかもしれません。
でも、小学校高学年になるとそんなわけないんですよね。
ということで、少しは外で勉強した方が良いという話になりました。
小学生でも使える勉強場所
家で勉強する必要はないと思ったので、小学生でも気軽に使える勉強場所はないかなといろいろ探してみました。
親とある程度行動しなくてはいけない場所もありますが、口出しもできないし気分転換にもなるなという場所をピックアップ。
実際に使ってみて良かったところをご紹介しますね。
①図書館は静かで集中できる
小学生が勉強場所として一番利用しやすいのが図書館です。
小さいうちは長く使うとちょっと騒いじゃうので、長居していませんでした。
でも、小学生になればある程度使い方のルールも知っています。
また小学校高学年であれば、静かに勉強する場所とわかりますよね?
元々高学年になってから友達同士で宿題をやることがあったので、図書館に集まって勉強するようになりました。
もちろんずっと話すことはできませんが、お互いわからなかったところは教えっこしているとのことでした。
普段はひとりで勉強しつつ、友達と集まれれば勉強会というものを開けるので良い場所でした。
図書館を使ったときにメリットと感じた点などは別記事で紹介しています。
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②カフェなら社会勉強にもおすすめ
小学生の勉強場所として思い浮かばないかもしれませんが、カフェでも勉強させています。
カフェは小学生ひとりで行かせることはできませんが、気分転換にかなり良いと思います。
美味しいお茶を飲みつつ、快適な空間で短時間集中する訓練になります。
ただしほかの方の迷惑にもなるので、カフェで勉強する上でのルールは前もって教えておかないといけません!
カフェ勉するときのルールや効果については別記事にまとめています。
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③旅行先でもちょこっと隙間時間に勉強
活用している人もいるかもしれませんが、小学生のうちは旅行など移動中はぶっちゃけ飽きて「つまんない~!」ということがありますよね?
また、旅行だけでなくちょっと遠出するときもつまらなくなることはあります。
そんなときこそ、「隙間時間に勉強」が効果的なんです。
うちでは「勉強しなさい!」とガッツリやらせるのではなく、ゆる~く時間つぶし程度に考えさせています。
なので、ちょっとした読みものだったり暗記ものだったり復習ノートなどを持たせています。
どんなものを勉強するのが使いやすいかについても詳細記事にまとめましたので参考にしてくださいね。
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④塾の自習室なら質問もできる
小学生のうちは「あまり活用していない」という話も聞きますが、塾の自習室は使ってほしいです!
むしろ、塾の自習室メインに使ってほしいくらいですね。
塾の自習室ならわからないところを先生に聞くことができるので、活用すべきです。
もちろん授業をしているタイミングだと質問できないので、先生が空いたタイミングを見つける・空いている先生を捕まえる必要があります。
なので、うまく活用しないとただ空いている部屋で勉強しているという感じになってしまいますがそれでも十分気分転換にはなるかなと思います。
また周りの子たちも勉強しているので刺激にはなるのではないでしょうか?
⑤人の家で集まって遊ぶ前に勉強
前述の通り、うちでは遊ぶ前に短時間集中して友達と一緒に宿題やわからないところを勉強しちゃいます。
実際にうちの子は小学校4年生あたりから友達と一緒に勉強することが結構出てきました。
また友達と自宅で遊ぶときも「一緒に宿題を終わらせてから」遊ぶのがパターンでした。
宿題を忘れた子はうちでコピーを取って勉強していることがありましたね。
このときわたしはもちろん、口出しは一切しません。
小学校高学年になると交友関係も広くなるし「一緒に勉強しよう」って話も出てきますが、親が口出ししていたら「あいつんちで勉強するのやめよう」となりますよね。
なので、自分の子供が勉強しているからといっても口出しはしない方が良いです。
⑥ピクニックでリラックスしながら読みものを
うちはよくピクニックをするのですが、シートを引いてずっとダラダラ話をしていても小学生は飽きるんですよね。
もちろんキャッチボールしたりかけっこしたり遊んだりしますけど、ぶっちゃけ親はずっと付き合えないです。
特に年のせいか体力がないので「休ませて~!」と泣き言をよく言っています。
なので、ピクニックをしたときも本を持ってくるのは基本なんです。
読書でも良いですし暗記ものを持ってきても良いですし、そこは子供に任せて「何か持っていけば?」と促しています。
基本的に読書は嫌がらないので自然と持っていくようにはなりましたけどね。
勉強場所を変えて良かった点
小学生は「家のリビングだけが勉強場所」と勝手に固定させるのは良くないなと実感しました。
で、小学生の勉強場所を変えてみて良かったと思ったのは小学生の子供に変化があったからです。
①だらけ癖もなくなりパッと勉強できるようになった
家のリビングだと勉強場所に飽きたのか、親のわたしが一緒だから嫌になったのかダラダラすることがあったんですよね。
でも、外出先で勉強すると短時間集中できるようになる・休憩時間をこまめに自分で取るようになりました。
結果、勉強するときと休憩時間のオンオフの仕方がうまくなりました。
だらけると時間だけが伸びてしまい、成績アップの効果が低くなるので良かったなと思います。
②勉強に積極的になった
図書館で勉強するようになってから友達とわからないところを教えあうようになったんですよね。
で、どこがわからないのか説明する・わかりやすく教えるために自分で工夫して説明することができるようになりました。
また、塾の自習室を使うときも同じように先生に質問する前に何がわからないのかまず考えるようになったんです。
昔は思いつくまま口にしていたので「何が言いたいのかわからんやんけ!」となっていたんですけど、文章を作るのがうまくなりましたね。
また塾の自習室を使っていると「先生の行動を観察するようになる」ので、周りをよく見るようになった気がします。
昔はもっとボーッとしていることが多く、わたしもイライラが多かったですがかなり減りました。
まあ、まだまだボーッとしているタイプだなとは思いますけどね。
③社会性が学べ成長
カフェで勉強するようになってからですが、社会性が学べるようになったかなと思います。
というのも、カフェにはさまざまな目的を持った人が来るのでルールを守らないといけないです。
小学生は特にうるさいというイメージが強いので、ルールを少しでも破れば「やっぱり小学生がカフェにきているから」と思われます。
なので、カフェで勉強するときはかなり言い聞かせてからカフェ勉をしていました。
その結果、周囲への気遣いができるようになったと思います。
いずれにしてもこれから外でのルールはどんどん身につける必要がありますし、教えなかった結果とんでもない大人になることも考えられます。
それなら実践で身につけるのは良いことかなと思うんですよね。
もちろん、その子の成熟度に合わせて「まだ無理だな」という場合はカフェ勉を避けた方が良いと思います。
でも、ある程度ルールが守れる子であれば成長のきっかけになるのでおすすめですよ。
小学生の勉強場所=学校や家と思っている人も多いですが、そんなことはありません。
大人だってずっと家で勉強はキツイですよね。
それなら小学生だって勉強場所を家に固定する必要はないと思いませんか?
うちは小学生の勉強場所をいろいろ変えた結果、成績の伸びも良くなりましたし気分転換もできて積極的に勉強できるようになりました。
もし小学生のお子さんが勉強を嫌がる・すぐ飽きるなら、一度勉強場所を変えてみるのも良いのではないでしょうか?