小学一年生で勉強についていけない子は結構います。
うちの子だけじゃないか?と思っているかもしれませんが、意外と多いんです。
実際にうちの子供たち・お友達何人かも小学一年生で勉強についていけないと焦ったことがありました。
一方、余裕をもって勉強をすすめている小学一年生の子供たちもおり、ついていけないなんてわからないという親御さんもいるでしょう。
今回はこの差が生まれるのはなぜなのか、小学一年生から勉強についていけないときはどうすればいいのか解説していきます。
小学一年生で勉強についていけないのはなぜ?
小学一年生で勉強についていけないという子は意外と多いので、今現在、「うちの子だけでは?」と思っている方はご安心ください。
まあ、そのまま放置してはいけないのですが、周りのことを知らないだけで多いんです。
ただ、一方で小学一年生から勉強についていけないなんて、どうしてそんなことが起こるの?と思いますよね。
だって、スタートラインは同じはず…と思いきや小学校入学前から競争が始まっているんです。
本屋さんの学習コーナーを見ると小学校入学準備のドリル・幼稚園生向けのドリルもあるとおり、幼稚園生から勉強を始めている子は小学校一年生で学習についていけないということはありません。
幼稚園から差が出ているんですよ。
うちの幼稚園では年長さんになると絵本を毎日借りてきて、親が読んであげるという小学校に向けて準備期間を設けられている感じでした。
年長さんになると自分でスラスラ読める子もけっこういるんですよね~。
うちの息子はほとんど読めなかったので、同級生のお友達に読み聞かせしてもらってたのを見てショックを受けました!
おいいいいいいい!それはないでしょ!と思いましたよ。
恥ずかしかったですね(´;ω;`)
まずい!と思って、卒園直前から少し読み書きの練習を始めましたが遅かったです。
幼稚園まではたくさん遊ばせる・勉強はなしと思っていたのは失敗だったかもと思いました。
また、学習ペースが遅い子はある程度、学んでいても小学一年生で勉強についていけない子もいます。
うちは学習もほとんどしていなかったうえに、勉強をすすめるペースが遅かったので小学一年生の時点でついていけない状態でした。
なので、みんなに追いつくまではかなり時間がかかりましたね。
あと、一番のネックはたぶん先生が幼稚園の間にある程度、ひらがな、カタカナ、簡単な計算は学んでいると考えていそうというところ。
授業のペースがめっちゃ早い!と思いましたからね。
宿題も多かったし、こりゃあ、勉強してこなかった子には大変だなと思いました。
慣れない勉強をすると疲れて、帰宅後はぐったりなんて子も結構いますよね。
うちもそうだったのでわかります。
体力もないと自宅で勉強についていけない部分を見直すのもなかなか難しいのです。
うちは遊ぶ体力はありましたが、考える力がなくて疲れていたもよう。
なので、小学一年生になる前から勉強する癖をつけておくと学習についていけないというリスクをグッと減らせるのかなと思います。
勉強についていけない小学一年生にやってはいけないこと
小学一年生で勉強についていけないと焦るのはむしろ親ですよね。
できないことがどんどん増えると親も焦る。
で、自宅でガツガツ勉強させようとする…これって、勉強嫌いの原因を作っちゃうんですよ。
例えば以下のようなことは避けてください。
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- 小学校で出た宿題をすべて無理やりやらせる:
小学校一年生でも結構なボリュームの宿題が出ます。
宿題=全部やらせなくてはいけないと思い、子供が泣いていても無理やりやらせるなんて親御さんもいるようです。
でも、勉強についていけないんですから子供も悩んでいると思います。
無理やりやらせてもわからないので、よけい勉強嫌いが加速するかもしれません。
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- 勉強をしないから怒る
小学校一年生ではまだまだ勉強をする習慣はありません。
だからこそ、学習習慣をつけたいところなので、勉強しないとついつい怒っちゃうのはわかります。
でも、怒れば怒るほど嫌になるので、嫌がるならいったん勉強はやめちゃいましょう。
親もヒートアップしちゃいますしね。
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- 勉強についていけないからといろんな教材に手を出す
小学一年生なのに、すでに勉強についていけないからと焦っていろいろな教材を与えるとやりません。
というか、こなせません。
なので、もし、教材を購入するなら1つだけと決めてやらせてみてください。
でも、勉強についていけない子は教材を買うよりも教科書をしっかり読むだけでも十分伸びると思います。
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- 遊ぶ時間を減らして勉強に充てる
勉強についていけないんだから遊ぶ時間は少なくしてたくさん勉強させたいのもわかります。
でも、気持ちが乗っていなければ勉強しません。
なので、小学一年生で勉強についていけないからと焦りは禁物。
遊ぶ時間はなし!とせずに、短時間の勉強で徐々に増やすようにした方がいいですよ。
自分が同じ状況で上記のようなことをされたら、うんざりしますよね。
まずは親も落ち着くようにしましょう。
勉強についていけない小学一年生ができること
小学一年生から勉強についていけない子にはどんなことをしたらいいかわからないという親御さんは多いですよね。
だって、小学一年生だと知らないことが多いから教え方が難しい…。
なので、どうしたらいいのか親自体が悩むことが多いです。
まずは小学一年生で勉強についていけていない理由や悩みから紐解いていきましょう。
以下の対策で小学一年生で勉強についていけない子でも、グッと成長できますよ。
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- 学校の宿題が終わらない
まずは先生に勉強についていけないことを話し、対策を相談してください。
また、勉強についていけないから宿題が終わらないなら、おそらく先生も全部終わらせてこいとは言いません。
「できるところまでやってください」、「別の宿題を出します」と言われるでしょう。
まずは小学校の先生に相談することをおすすめします。
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- ひらがな・カタカナが読めず授業についていけない
ひらがな・カタカナって難しいですよね。
量も多いので、ぶっちゃけ苦手意識があるといつまでも読めないし、わからない文字は適当に流しています。
うちの娘も「ぎゃ、ぎゅ、ぎょ」など、ちょっと難しめのひらがな・カタカナは3年生あたりまで間違えていました。
これを解消するにはひたすら音読がおすすめです。
書いた方がいいのでは?と思いますが、量が多いとたくさん書かなくてはいけない・時間がかかるので、子供が嫌になることもあります。
なので、ひたすら音読するのがいいでしょう。
また、教科書は苦手・難しいと感じるなら、いつも読み聞かせている絵本を教材にしちゃいましょう。
元々、内容を知っているので読み始めるのに抵抗がありません。
お気に入りの話ならお母さんと一緒に読みたい・お母さんに読んであげたいと思います。
まずは文字が読めると楽しい!と思わせましょう。
読むのに慣れてきたらひらがな・カタカナのドリルを使ってみてください。
好きなキャラクターのドリルなどは食いつきがいいですよ。
ちなみに、今はひらがな・カタカナのうんこドリルもある模様。
うんこばっかり言っている子にはぴったりですよ。
まあ、親はちょっと抵抗あるんですけどね。
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- 漢字につまづいてついていけない
一年生はひらがな・カタカナを覚えなくてはいけない上に漢字も入ってきます。
習う漢字は簡単なものが多いですが、1年間で80文字程度覚える必要があるので結構大変です。
しかも、ハネ・止め・はらいもきちんと覚えなくちゃいけない…。
もう嫌だよ!となりますよね。
しかも、やらないとどんどんたまっていくので益々嫌になるんです。
対策としては、親が一緒に練習してあげる・きれいに書けたらほめまくる・花丸を付けてあげると喜びます。
また、それぞれの漢字の意味や成り立ちを調べてみるのも面白いですし、使い方を調べていろいろ書いてみるのもいいでしょう。
ただ、それでもなかなかすすまない…漢字の勉強についていけないという子もいます。
それうちの子!なんですけどw
積極的に漢字練習してくれたのが…うんこドリルです。
汚いからちょっと嫌…と思ったんですが、背に腹はかえられないと思って購入しました。
全部の漢字の例文に無理やりうんこが入っている!
なので、毎回爆笑しながら文章を読み上げ、練習していましたね。
ぶっちゃけ笑いすぎですすむの遅かったですケド。
でも、うんこドリルがなかったら、もっと漢字書けなかったと思います。
どうしても漢字練習を嫌がるなら、まずは使ってみてください。
また、うんこドリル以外にも好きな本に出てくる漢字をピックアップして練習してみるのもおすすめ。
好きな本なら読めるようになりたい書けるようになりたいと思うらしく、結構やって練習してくれますよ。
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- 算数の計算が苦手
算数で一番ついていけないとなる部分は足し算の繰り上がり・引き算の繰り下がりでしょう。
確かに最初は難しいですよね。
これはひたすら訓練しかないので、おはじきやたくさんの球がついているアバカスがおすすめ。
最初は一つひとつ移動して認識するのが必要です。
また、計算するときは10を大きな塊で考えられるようにすると計算がラクですよね?
でも、なかなか学べない…という子はお菓子を買うときに毎回計算させるのもいいですよ。
うちでは100円を渡し駄菓子を購入するときに自分で計算させながら、100円で買える分を持ってくるようにしていました。
いかにたくさん買うか頭を働かせるんですよね。
なので、買い物など日常生活で活用するといいかもしれません。
また、算数もうんこドリルがあるので、このシリーズで覚えちゃってもいいと思いますよ。
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- 勉強をとにかくやりたがらない
小学校一年生で勉強についていけないととにかく学習したがらないということもあります。
そういうときは親が一緒に取り組む・本を読んでと言って音読させることから始めてもいいですね。
いきなりあれもこれもやって!となると子供はますますやりたがらないと思います。
子供が嫌がらないものを見つけて勉強に興味が出るようにしましょう。
また、音読すら嫌がるなら朗読を聞かせる→音読に持っていくようにしてもいいですよ。
朗読を聞いていると自分もやりたくなることもあります。
また、音読の仕方を親子で会話形式にする・リレー形式でやる・演技しながら面白おかしくやってもいいでしょう。
声に出す音読って本当に効果があるのか、毎日やる意味があるのかと疑問に思っている親御さんもいます。 逆に声に出す音読効果で頭の回転が速くなったと感じる親御さんもいるでしょう。 声に出して読む効果がある、声に出す音読に意味が …
また、最近はアニメのキャラクターの学習本も結構出ているので、漫画から入ってもいいですよ。
うちの息子は本を読むことすら嫌がっていたので漫画で本読みをスタートさせたところ、歴史本を難なく読めるようになりました。
なので、絵がメインになっているものからスタートするといいでしょう。
特に学習本が漫画形式になっていれば、親も抵抗がないですよね。
まあ、うちは好きなアニメの漫画を買ってばっちりハマったんですけど。
小学一年生で勉強についていけないときでも、できることはたくさんあります。
まずは上記のような子供が嫌がらない勉強方法を使って、学習を進めてみてください。
小学一年生で勉強についていけない子でも成長できる
実際にうちでは小学一年生の時点で勉強についていけない状況でした。
小学校の先生に相談して遅れを取り戻さないとと必死に四苦八苦していたものです。
現在は上の子は中学一年生になっているんですが、学習習慣もできているので予習復習はばっちり。
で、積極的に授業でも発言できる・わからないことが少なくなりテスト勉強も一切口出ししなくなりました。
小学一年生で勉強についていけない、いや、かなり遅れていた子でしたが、グングン成長してくれましたよ。
なので、親が寄り添ってあげればグッと伸びはよくなると思います。
小学一年生で勉強についていけないと嘆いても、状況はよくなりません。
また、小学一年生で勉強がわからない・ついていけないと焦っているご家庭は少なくないので、あまり自分や子供たちを追い詰めないでください。
まずは今すぐ行動するのが今後の勉強に左右されますよ!