
九九はできない子が結構多く、いろいろな覚え方を試しますよね。
最初は学校で配布される九九カードを見る覚え方をうちでは取り入れていたんですが、それでは九九ができない子のままでした。
もちろん中にはすぐに九九を覚えられる子もいますが、うちの下の娘は特にできない子だったので覚え方を探すのにかなり苦労しました。
実際に苦労した経験を踏まえると九九ができない子は覚え方を複数取り入れた方が手っ取り早いです。
今回は九九ができない子はなぜ覚えられないのか、またマスターしやすいツールと覚え方を紹介します。
この記事は小学6年生男子、4年生女子を持つわたしが経験を元に書いています。
九九ができない子はなぜ覚えられないのか
九九ができない子はシンプルな覚え方だとなかなか頭に残りません。
実際にうちの娘は九九ができない子で、学校のカードとプリント学習だけを使った覚え方ではなかなかマスターできませんでした。
そこまで難しいものかなとちょっと悩みましたね。
ぶっちゃけ九九ができない子はなぜそんなに覚えられないのかと不思議でした。
すでに覚えてしまっている大人にとっては九九ができない子は「どうしてできないんだろう?」と思ってしまいますよね。
まずは九九ができない子はなぜ覚えられないのか、覚え方に問題があるのか考えてみました。
①書くだけ聞くだけで覚えようとしている
九九はどんな覚え方をしていますか?
もし、書くだけ・聞くだけ・見るだけと「1つの覚え方」を取り入れて九九をマスターしようとしているならこれははっきり言ってキツイです!
小学校低学年の子は楽しい覚え方をしていなければ、九九ができない子のままでしょう。
うちの子も見るだけという九九の覚え方をしていたので、ずっとできない子で困りました。
②数字の読み方で混乱
九九を覚えるときって、数字の読み方が普段使っているものとちょっと違いますよね。
漢数字の読み方の数字がありますが、低学年の子は覚えづらいです。
1:いん
4:し
7:しち
8:はっ、ぱ
9:く
小さい子が普段あまり使わない読み方で九九を覚えるため、できない子は余計混乱するかもしれません。
低学年の子にとっては「ん?」となることが多いでしょう。
九九の覚え方で使うのは漢字読みですすめるため、混乱したりしばらく慣れなかったりします。
ただ、このタイミングで覚えておくと良いので意識させるのがおすすめです。
また、口に出してつぶやいていてもいざ書いて解こうとするとどの数字なのか良くわからなくなることもあります。
九九ができない子はこのパターンが多いかもしれません。
③苦手な段があって避けている
九九はちょっと難しい、苦手だと感じる段がありますよね。
数字が大きくなると九九の答えがパッと出てきません。
特に九九の7の段ができない子は多いので、覚え方を模索する必要があります。
こういう子は得意なところだけやろうとするため、九九ができないままというパターンもあるでしょう。
④親が怒ってしまう
九九ができないからといって怒っていませんか?
大人にとって九九は単純なものだからついつい「何でいつまでもできないんだろう?」と思っちゃいますよね。
わかるんですけど怒れば怒るほど、子供は焦る気持ちが出てきて九九ができない子はずっとできないなんてことになりかねません。
九九を簡単に覚えられる優秀なツールを活用
小学校低学年の子は視覚だけで九九を覚えるのは難しいので目耳口手をフルに使った覚えた方ができるツールを取り入れた方が早いです。
アニメーションを観て聞いたりできるゲームアプリや動画、口頭で答えるフラッシュカードや手書きする計算プリントなどを取り入れた複数組み合わせた覚え方なら九九をしみ込ませることができます。
九九を1つの覚え方でマスターしようとするといつまでもできない子になっちゃうので、今すぐ取り入れてみてください。
実際にうちの娘はカードだけを黙々と見て覚えようとしていましたが、なかなか覚えられませんでした。
でも、ゲームアプリ・YouTubeの九九動画・学校でもらったカードを活用した複数組み合わせた覚え方を取り入れたら結構早く覚えてくれました。
これくらいしないと小学校低学年の子は覚えられないんです。
小学校低学年の子が1~9までの段×9種類の九九を覚えなくてはいけないんですから相当頭を使いますよね?
大人でも九九を覚えていない人って結構いますから努力しないといけないんです。
なので、以下の九九のツールを使った覚え方でパパッと覚えてもらいましょう!
①九九の法則を教えておく
九九にはそれぞれの法則があります。
九九を覚える上で意識しておくと役に立ちます。
ただ法則がないものも多いので、その場合は掛ける数字を逆にして最初は覚えておきましょう。
3の段、4の段、6の段、7の段は特に法則がありません。
3×3=9、4×4=16、6×6=36、7×7=49だけは覚えておくと良いでしょう。
1の段:1に掛ける数がそのまま答えになる。
2の段:偶数で増えていく。
5の段:1の位が0か5になる。
8の段:2の段と逆に1の位が8から2ずつ減っていく。0までいったらまた8から減っていく。
9の段:1の位と10の位を足すと9になる。10の位が1つずつ増え1の位が9から減っていく。
上記のことは最低限覚えておくと九九を覚えるのが楽になります。
②ゲームアプリはアニメーションだから遊び感覚
子供はゲームだとすぐにハマるので、九九が覚えられなかった段階で九九のゲームアプリを入れました。
案の定、九九のゲームにハマっていました。
ぶっちゃけメインはゲームアプリで九九を覚えましたね。
ゲームアプリだと楽しい音声もついているし、アニメーションなので勉強というより遊んでいる感覚なんですよね。
しかもずっと繰り返しやってくれるのでかなり助かりました。
ただ書いたり人にパッと聞かれると止まることも多かったので、ゲームアプリだけでは不十分かなと思い動画とカードも一緒に使いました。
今は無料の九九アプリが結構あるので子供に合ったアプリを使ってみるのが良いでしょう。
ただし、アプリによっては課金があるのでご注意ください。
現在人気がある九九アプリはこちらです。
③九九の動画で歌って踊って口ずさむ
ただ九九を口に出すだけではうちの子は覚えられませんでした。
どうしたら良いのかかなり悩んだんですが、YouTube動画に頼っちゃいました。
YouTubeでは九九の歌の動画がかなり多いので「これを活用しない手はない!」と思って、活用したんです。
動画を観つつリズムを取りながら歌って踊っていました。
歌にしているとそれに合わせて口ずさめるのが良いし、自然と身体が動いちゃうんですよね。
子供は歌ったり踊ったりが好きなのでYouTube動画を使わない手はありません。
④フラッシュカードなら親子で遊ぶように取り組める
小学校からは九九カードを配布されるので、フラッシュカードとして使うのがおすすめ。
フラッシュカードのように親がパッパッと1の段から順番に素早くめくりながら、子供に答えを言ってもらいます。
得意な段があるからといって飛ばしませんでした。
できない段ばかり集中してやるとストレスを感じるので、「できるという自信」を持ちつつわからないところは意識するようにさせました。
もし親御さんが時間がなくてできないという場合はフラッシュカードのYouTube動画もあるので、そちらを活用しても良いでしょう。
また、小学校から配られる九九カードがない場合はアマゾンや楽天などでも販売されているのでそちらを利用しても良いでしょう。
その場合は以下のように数字の読み方が書いてあるものを選ぶのがおすすめです。
これなら読み方が良くわからない子もすぐに確認できますよね。
⑤タブレット学習は九九の内容理解に役立つ
現在、2年生で九九ができない子ならタブレット学習を使った覚え方も超おすすめ。
九九の概念からしっかり学べるので根本から学ばせたいという親御さんはタブレット学習を取り入れても良いでしょう。
うちはすでに4年生と6年生なので九九をマスターしていますが、タブレット学習の動画を観た九九の覚え方をしている子もいました。
ハマってひたすら観ているというのを聞いたので、「やれば良かった!」と後悔しましたね。
ちなみに下の学年の子の情報だったので遅かったです。
タブレット学習についての記事も別途書いているので参考にしてください。
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⑥仕上げに九九プリントで実際に計算して自信をつける
上記の練習を繰り返した後は九九の計算プリントをやり、仕上げていきます。
九九の計算プリントに取り掛かるときはタイムを計って集中させました。
うちの娘は最初の頃、100問で25分以上かかってなおかつ間違いだらけだったのでわたしは泣きそうでしたね。
というか、うちの娘は泣いていました。
皆は5分程度で解けていたのに自分は25分かかるというのが、さすがに恥ずかしかったようです。
なのでしばらくは「九九のプリントを繰り返し解く」「九九アプリ・YouTube動画を観る」「親子でフラッシュカードで覚える」をセットにして交互に繰り返す覚え方をしていました。
すると徐々に計算も早くなったんです。
現在は小学4年生ですが、計算テストでびりっけつではなくなりました。
上位まではいきませんが問題を間違えずにクラスの真ん中あたりをキープできているので普通になれて良かったと思います。
プリント問題を繰り返し解くというのをやって良かったですね。
反復練習の重要性についても別途記事を作成しているのでご覧ください。
九九ができなかったうちの子も覚えられた
うちの娘は九九ができない子だったので、覚え方はどうすれば良いのか悩みました。
でもいろいろなものを使って九九を覚えたのは良かったと思います。
恐らく1つの覚え方だったらすぐに九九を忘れたと思いますし、いつまでもできない子のままだったでしょう。
①ゲームアプリで苦手意識がなくなる
子供はゲームが大好きなのでこれで苦手意識がかなり減ったのは大きかったです。
それまでは九九を覚えるのが嫌で、親は覚え方を模索していました。
嫌がっても覚えなくてはいけないもの、というか大人になっても使えないとかなり困りますからね。
だからこそ、ゲームというアイテムを使って良かったと思います。
しかも、無料で使えるものもあるので使わない手はないですよね。
②親子で意外と楽しめた
フラッシュカードを使った覚え方をしているときは親子で意外と楽しめました。
ゲーム感覚だったのもあるのかもしれません。
パッパッと素早くめくっていくんですが、だんだんわたしの方が追い付けなくなり「ちょっと待って~!」と言って待ってもらっていました。
「しょうがないなあ」と言って余裕を見せていたのを覚えています。
③ひとりで黙々と暗記は飽きると思った
最初はひとりで黙々と繰り返し暗記をさせていましたが、すぐに飽きていましたね。
もちろん、反復練習をすることが大事ですが面白くなかったりひとりでやるのはすぐに飽きます。
だからこそ、いろいろ九九の覚え方を変えることで九九ができない子ができるようになったんだと思います。
まずは1つの覚え方ではなく複数の覚え方を取り入れてやってみてください。
九九ができない子は「勉強が遅れそう!」と焦りますよね。
うちも本当に焦りましたが、覚え方のコツを掴めば結構あっさり覚えられました。
1つの覚え方に固執するのではなく、さまざまな方法を取り入れること焦らせないことが一番おさえておくべきことだと思います。
まずは親子で楽しんで取り組みましょう!