朝早起きして効率よく勉強できない子は時間を損しています。
たとえ勉強できない子でも朝効率よく学習できれば成績が上がる可能性が高くなるでしょう。
成績が良い子は朝早起きして効率よく勉強している子が多いので、真似して習慣化したほうがいいです。
というのも、実際に某有名私立中学に合格した勉強のできる子供たちも朝に学習する習慣ができていました。
でも、効率よく勉強できない子は朝はもちろん、学校から帰ってきてもあまり学習しようとしませんよね。
学校から帰ってきてから勉強すると終わりが見えないということもあり、勉強できない子は朝早起きして短い時間に効率よく済ませた方がやる気が出ます。
ただし、小学生くらいの子供は自分で朝早起きして効率よく勉強するのは難しいでしょう。
今回はなぜ朝早起きして勉強した方がいいのか、朝効率よく勉強できないときにやった方がいいことと習慣を紹介します。
効率よく勉強できない子も対策を取れば、集中して学習できるようになるでしょう。
朝に勉強できないと思っている子でも試した方がいい理由
朝早起きして勉強できないと思っている子でも、一日の始まりに学習する習慣をつけた方がいいです。
というのも、朝は学校に行くまでの時間が決まっているので集中力が高まりやすいから。
特に勉強できない・苦手な子は短時間で済むので積極的に取り入れてほしい方法です。
実際にうちの子供たちにも夕方・夜・朝に勉強させてみましたが、朝の方が集中力が高くなりました。
夕方は学校から帰ってきて疲れているので、勉強できない子は特に学ぶことが好きではないのでなかなか取り掛かりません。
また、言い訳がしやすい・漫画・ゲーム・ YouTube・ テレビなど、ゆっくり見る時間があるので集中力がかけやすいんです。
夜もご飯を食べた後は疲れが出やすいので眠くなります。
逆に朝だと学校へ行くまでの時間しか勉強しなくていいという頭があるので「短時間なら勉強してもいいか」と思えるようです。
朝なら勉強できない子も頭がすっきりしているので、教科書を読むだけでも内容が入りやすい・どんどんすすめられやすいと言っていました。
睡眠を十分取っていれば、頭や体の疲れも取れて一番元気な時間帯なのでやりたいことは朝一番に行うと良いでしょう。
大人の間でも「朝活」というものが流行っているくらいですから効率がいいのは間違いありません。
だからこそ、勉強できない・嫌いな子でも朝早起きして少しの時間、効率よく学習するだけでも成績が上がりやすいんです。
また、勉強できない・嫌いな子に限らず、中学受験を考えている子にもおすすめ。
というのも、こなさなくてはいけない勉強量が多いので夜に塾から帰ってきてから勉強するよりも効率がいいからです。
中学受験では朝からテストを受けることになりますし、朝の1時間目にテストがある場合でも早起きして頭をすっきりさせ勉強する癖がついていれば力を出しやすいでしょう。
また、朝ギリギリまで寝ている癖がついている子は学校の授業が始まっても頭がボーッとしている可能性もあります。
頭をスッキリさせて授業に挑めるように普段から朝早く起きて家で少し勉強してから学校に行くのがいいでしょう。
だからこそ、勉強できない・できる関係なく朝早起きして学習するのはおすすめなんです。
効率よく朝勉強できないのはなぜか
上記の通り、朝早く起きて勉強できない小学生は多いですが、効率よく朝のうちに学習を済ませることはどの小学生にとってもメリットは大きいでしょう。
ただ、朝とりあえず早く起きても集中して勉強できないことがあります。
その理由はどんなことがあるのでしょうか。
以下の原因を把握すれば、朝勉強できない状態を脱することができます。
まずは朝なぜ効率よく勉強できないのか、理由を知れば対処も簡単です。
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- 朝なかなか起きられない
朝なかなか起きられないのは夜遅く寝ている・体が疲れすぎていて十分に睡眠が取れていないなどが原因です。
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- 準備に時間がかかる
朝は行動がスムーズにいかないので勉強する準備にも時間がかかります。
準備をする時間が長ければ、勉強する時間も短くなってしまうのでやる気も薄れるでしょう。
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- すぐに頭がクリアにならない
子供によってはパッと目が覚めない子もいます。
なかなか頭がクリアにならないと勉強をすぐスタートしても頭に入らないのでやる気が失せてしまいます。
また、わざわざ朝早く起きていても無駄になると思うと朝一で勉強しようという気力が起きません。
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- 体がだるい
夜早く寝ない・睡眠時間が短いと体がだるくて行動がなかなかできません。
そうすると結局遅くなってしまい、勉強に充てる時間がぐっと少なくなります。
早く起きても体がだるくて行動が遅いと時間が短くなるため、朝一で勉強しようという気にはならないでしょう。
朝早く起きても上記のような状態だと効率よく勉強できないですよね。
実は朝早く起きても効率よく勉強できない原因は普段の習慣が足を引っ張っている可能性があります。
普段の習慣をちょっと変えるだけで、上記のような朝効率よく勉強できない問題を簡単に改善することができるでしょう。
頭をすっきりさせ朝に勉強できないストレスをなくす習慣
上記のような朝早く起きても効率よく勉強できない子は成績が改善されない可能性があります。
なので、まずは以下のことを実践して、朝早く起きられるようにする・勉強を効率よくできるようにしましょう。
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- 朝なかなか起きられない場合はいきなり早い時間に設定しない
朝早く起きて学習する場合は初日から早い時間に起きようとしますよね。
それだと睡眠時間が十分に取れず効率よく勉強できないです。
なので、朝早く起きる時間は徐々に早めるようにした方がいいでしょう。
実際にうちの子供たちは5~10分ずつ、朝の起きる時間を早めていきました。
これだとそんなに精神的負荷がありません。
また、それではあまり勉強できないのではと思うかもしれませんが、最初のうちは短時間でOKです。
うちは最初のころ、5分だけ勉強する程度でした。
しかし、上の子は朝1時間近く勉強してから学校に通うようになっています。
なので、徐々に朝起きる時間を早めていくのがいいでしょう。
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- 夜早く寝るようにする
朝早く起きられない・朝早く起きても頭がボーッとしてだるいという場合は夜寝る時間を徐々に早めるようにしてください。
もしかしたら小学生なのに夜11時・12時など、かなり遅く寝ているのかもしれませんよね。
うちの娘はこっそり本を読んだり編み物をしていたので、夜寝る時間がかなり遅くなっていたようです。
なので、朝早く起きることがなかなかできませんでした。
ですが、夜早く寝るようにしたら、朝もぐずることなく徐々に早く起きられるようになりました。
夜早く寝るコツは身体と頭を疲れさせること・いきなり早い時間に寝かせないことです。
最初から早い時間に寝かせようとしてもなかなか寝られません。
なので、夜寝る時間も徐々に早くしていくようにしましょう。
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- 準備は夜のうちにしておく
朝は時間があまりないので、勉強するものを夜のうちに決めておく・準備をしておくと朝の時間を無駄にしません。
効率よく勉強するためには事前準備が大事になってきます。
また、最初からあれこれ学習しようと準備しても効率よく勉強できないので、まずはピンポイントで一つだけ勉強するなど決めておきましょう。
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- 朝効率よく勉強できるものにする
朝効率よく勉強できないと小さなストレスになります。
実際にうちの子供たちはあれこれやろうとしてうまくいきませんでした。
でも、漢字プリント1枚・算数プリント1枚など、「少ないものからやろう」と言って目標を小さく設定したところうまくいったんです。
慣れてくるとこれだけでは時間が余るので、音読をしたりほかの課題をこなしました。
予定していた勉強が早く終わったときはほかの課題も学習すると達成感が簡単に得られます。
目標を余裕でクリアできると気持ちよく勉強をすすめられるでしょう。
短時間で終わる課題を目標にしておけば、課題のクリアも簡単なので継続しやすいです。
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- カーテンを開け日の光を浴びる
日の光を浴びることで一気に脳の覚醒度を上げられ、頭もクリアになります。
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- コップ一杯の水とバナナを摂取する
朝早く起きると頭がボーッとして効率よく勉強できないです。
なので、身体の活動をスムーズにするためにコップ一杯の水とバナナを摂取しましょう。
血流をよくするために水を飲み、効率よくエネルギー補給するためにもバナナを摂取するのがいいです。
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- だるさを取るにはストレッチをする
朝はなかなかだるさが取れないという子はそのまま学習しても効率よく勉強できないので、軽くストレッチをするのが良いでしょう。
ストレッチは血を巡らせ身体を起こすのに適しています。
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- ストレッチでもダメならうろうろ歩くのもいい
朝早く起きるのが苦手な子はなかなか頭がクリアにならないこともあります。
なので、時間があればウォーキングがいいですが、そういう子は早く起きられないでしょう。
その場合は部屋の中をウロウロしても身体が起き出しますよ。
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- 体のだるさがなかなか取れない場合は音読で目を覚ます
いつも眠い子は上記の事を実践してもなかなか頭がクリアにならないこともあります。
朝一で学習しても効率よく勉強できないのは辛いですよね。
その場合は音読をすると頭がすっきりしてきます。
声を出すことで目が覚めますし目・口・耳を使うので効率よく暗記できるんです。
なので、効率よく勉強できない場合はまず音読で頭をスッキリさせましょう。
効率よく朝勉強できない子には上記のことを試してみてください。
また、好きな音楽を流して気分を高めるとやる気が出やすいですよ。
まずは徐々に朝早く起きて勉強する・頭をすっきりさせるられるようになれば習慣化できます。
朝に勉強できない子も習慣化できる
最初のうちは子供たちも朝早起きすることが嫌で仕方がなかったんですが、徐々に早く起きられるようになりました。
小学生なので自分から起きることはできませんが、「お母さん、明日の朝○○時に起こしてね」と言われるようになったんです。
また、朝早く勉強するようになってからは時間の大切さに気付いたようで、朝ごはんも早く食べられる・準備をするのが早くなりました。
勉強以外のメリットも得られるとは思っていなかったのでかなり嬉しかったです。
また、普段からなかなかエンジンがかからない勉強できない・嫌いな子は朝早起きして学習すると成績も上がりやすいです。
実際にうちの子供たちはイマイチ成績が良くありませんでしたが、朝の短時間勉強をするようにしたところ勉強のはかどりが変わりました。
夕方だとどうしてもダラダラしがちでしたが、朝は短時間ということもありピンポイントで勉強できるようになったんです。
自分たちでも効率よく朝勉強できるようになったので、夕方や夜の学習の負担が減りました。
その結果、いまいち勉強できない教科も成績が徐々に上がり始めたんです。
また定期テストである計算・漢字コンクールでもスピード・点数共に上がりました。
朝できる回数は限られているのでとにかく集中してやろうという意識が芽生えたのが要因でしょう。
朝はどうしてもクリアしたいものを集中的に学習すると勉強できないものができるようになると思います。
朝早起きして効率よく学習することができなかった子供も可能になれば、徐々に成績が上がり楽しくなるでしょう。
また、最初のうちは朝早く起きれなくても徐々に起きられるようになるのですぐに実践する価値はあります。
多少の向き不向きはあるとは思いますが、朝効率よく勉強するのはメリットが大きいのではないでしょうか?
夕方や夜なかなか勉強できない子供には朝の学習習慣を試してみてください。