
勉強ができない子を持つ親御さんは将来が心配という人は多いでしょう。
勉強しない、勉強自体が嫌いな子はどうなるのだろうかと不安になりますよね。
小学校低学年のうちは簡単な物が多いですが、3年生あたりから徐々に難易度は上がります。
小学生のうちからすでに勉強ができない子のレッテルを張られると将来が心配になるでしょう。
また、小学生の段階ですでに勉強をしない、嫌いな科目ばかりだというと中学生になった時点で落ちこぼれになるかもしれないですよね。
うちも息子が小学4年生あたりまでは将来が不安でした。
今回は勉強ができない子の将来が不安・勉強しない子・嫌いな科目ばかりで困っているというお子さんにぴったりの学習対策があります。
本当に勉強ができない子というのは少ないと思うので、チェックしてみてください。
うちも最初は本当に勉強ができない子だなと悩んだ経験があります。
現在小学6年生、4年生の兄妹を持つわたしが経験を元に解説していきます。
勉強ができない子の将来はどうなるのか?嫌いなままだとこうなる
勉強ができない子のままだと将来どうなるのかを大まかに2つあげました。
勉強しない、勉強自体が嫌いでそのまま放置してしまうと以下のようになる可能性が高いです。
ただし、現在お子さんが小学生ならまだ十分間に合います。
①将来の選択肢が狭まる!希望の高校・大学を諦めることに
勉強が嫌いでしない子は、勉強ができない子のまま放置すると将来の選択肢が狭まります。
小学生のうちは基礎学力をつけていく段階です。
この時点で勉強が嫌いでそのまま放置すると苦手意識がついたまま、中学生・高校生になる可能性が高いでしょう。
また小学生のうちだからあまり気にしなくてもいいのでは?と思いますが、いざ高校受験になってから「将来こういう職業につきたいから良い高校に入りたい。」と言っても手遅れになる可能性が高いです。
以下のような4つの理由があるからです。
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- 高校受験では内申点が大きく関わるので早い段階で意識改革できていないと遅い。
- 県によっては1年生から成績が関わるので、小学生のうちから気にしておく必要がある。
- 中学3年生になって勉強に目覚めても小学生の基礎ができていないと相当苦労する。
- 高校受験の時点で周りは同じように受験勉強しているので、明らかに時間が足りなくなる。
上記の4つを見ると小学生の時点である程度勉強をしていないとまずいかもと思いませんか?
もちろん、地頭が良く勉強時間も短くて覚えられるという子もいるでしょう。
実際にわたしの友人でも、一度聞けば覚えられるという子がいました。
しかし、今まで生きてきてわたしが出会ったそういう子は1人だけでした。
つまり、お子さんが将来のことを考えた時点で良い高校・大学に入ろうと思っても難しい可能性が高いと思います。
良い高校・良い大学に入ることが全てではありませんが、将来の幅はかなり狭まる可能性は高くなるでしょう。
②勉強できない子に大きく関わる!困難に立ち向かえない
一見勉強できない子とは関係ないように思えますが、困難に立ち向かえない子になるリスクは高くなります。
勉強できない子だから仕方ないと言ってそのままにすると「勉強できないから嫌なことをしなくていいんだ」と思い込んでしまうことも。
小学生のうちから楽な方へ楽な方へと進むと壁にぶつかったときに乗り越えようとしません。
むしろ、お父さんやお母さんがなんとかしてと甘えた考えになってしまいます。
これは大人になってから苦労すると思いませんか?
勉強ができない子の将来が心配!勉強しない・嫌いなら親の行動が大事!
勉強ができない子だからといって、親が放置していいことにはなりません。
今現在、無理に勉強をガッツリやらせるのは難しいでしょう。
その場合は意識改革+学習の仕方の見直しをして、将来の不安を少しでも減らしてください。
①勉強できない子と決めつけず意識改革を!
親御さんが勉強ができな子のレッテルを張っていませんか?
もしそうなら、今すぐその考えを捨てましょう。
本当に勉強ができない子は少ないと思います。
実は勉強が楽しくなるとグングン伸びるというケースも少なくないんです。
実際にうちの子もそうでした。
周囲の子が中学受験をするからというだけで中学受験するとなりましたが、何も勉強しなかったというほど酷かったです。
勉強できないのにと思っていましたが、でもやると決めたなら頑張りなさいと言いました。
それでも勉強できない→勉強して!→勉強しない→塾に行く→塾の復習をしない、宿題をしない→怒るの悪循環でした。
しかし、中学受験を結局やめたんです。
それでも、塾は継続して勉強することになりました。
ですが勉強できないというわたしの考えを変えてのんびり勉強させた結果、成績が爆上がりしました。
詳しくは以下をご覧ください。
中学受験をやめると決断したのは六年生の塾での成績、学校のテストでした。 男子はギリギリに伸びると言われています …
また、性格によって勉強できない子になっている可能性もあります。
性格に合わせて対策すれば、改善できることもあるんです。
詳しくは以下を参考にしてください。
本当に勉強ができない子というのはいるのでしょうか? うちも最初は本当に勉強ができない子だなと悩んだ経験がありま …
そのほかに追い詰めるような親の言葉は傷つきます。
やる気もなくなり、勉強できない子だと自分でレッテルを張ることになるので絶対にやめてください。
またその言葉で「勉強は自分にとって難しいこと、できないんだ」と思い、勉強自体嫌いになりやらなくなります。
親が子供に期待してしまうのはわかりますが、親と子供は別人格です。
「自分の思うようにしよう」「自分ができなかったことをさせよう」「自分のようにならないように」という気持ちから押し付けても変わりません。
まずは親自身の意識を変えて子供に接するようにしてください。
②環境を変えて勉強できる子に!将来のために今すぐ動く
勉強できない子だから将来が心配と言っていても状況は変わりません。
意外と環境を変えることで勉強できる子になり、将来の不安がグッと減ります。
現在以下が当てはまるなら見直しをしてみてください。
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- 日々の生活習慣が乱れている。
- 現在、勉強の習慣化ができていない。
- 自室の整理整頓されていない、誘惑の多い部屋なので勉強の環境が整っていない。
上記のせいで、勉強ができない状態になっていることも考えられます。
こちらは勉強に集中できない原因にもなり、改善すれば勉強ができない・やる気が出ないのも解消されることが多いです。
上記のことが解消できれば勉強がスムーズに進み、将来の選択肢が広がるでしょう。
詳しくは以下をご覧ください。
何事にもやる気が出ない…原因って何だろうと思ってしまいますよね。 これは子供の勉強でもあり得ることです。 やる …
③焦らずゆっくり取り組むことも大事!
勉強ができないからと親が焦らせていませんか?
うちも下の子がなかなか勉強が進まない・勉強が苦手なので焦らせたくなりますが、そこはグッと我慢しています。
というのも数年前の兄の状態なのでじっくり取り組んでいけば、勉強ができる子になるかなと言う印象です。
下の子にも以下のことを心がけるようにしています。
-
- 焦らせずにゆっくり時間をかけてわからないところを解く。
- 子供の話をよく聞く、さえぎらない。
- わからないからもういいやとならないようにする。
親も根気が必要でなかなか難しいです。
わたしもついつい焦らせてしまったり、イラっとしてしまうこともあります。
ですが、ここはグッと我慢するようにしましょう。
時間をじっくり使って勉強を進めると気持ちにも焦りがなく落ち着いて考えることができ、投げ出すリスクが低くなります。
うってつけなのが、夏休み・冬休み・春休みです。
このタイミングで時間をガッツリ確保してください。
もちろん長時間通しでやるのではなく間に休憩を入れる、勉強してから美術館・博物館などに行って勉強するなど子供が嫌にならない工夫をしましょう。
こうすることで、勉強へ取り組みやすくなります。
④小さい成功体験を!勉強以外で良いところを見つけて伸ばす
現在勉強ができない子はもしかしたら、成功体験をしていないせいかもしれません。
成功体験をしていないから自信がなくて、勉強できない状態におちいっている可能性があります。
成功体験は勉強以外でもOKです。
勉強以外の何かでも成功していたら、それを伸ばしてあげましょう。
また勉強以外のところで何か自信のあるものができれば、徐々に自分にもできるんだと自信がつき勉強でも成功できるかもと意識が行きます。
子供によって違いますが、ひとつのキッカケになるでしょう。
⑤将来何になりたいか親から聞いてみる
まだお子さんと将来何になりたいか話をしたことがなければ、話をしてみるのもおすすめです。
なんとなく思っていることでも良いです。
うちは勉強できなかったですが、将来設計士か大工さんになりたいという話を聞いて「じゃあ、算数がんばらないといけないね。でも、算数は国語もできないと問題解けないよね。」など勉強の方にうまく話を持っていきました。
すぐに効果があったわけではありませんが、徐々に勉強し始め算数は得意科目になりました。
勉強ができない子の将来が心配なら勉強しない・嫌いなものをなくす学習方法を
勉強ができない子の将来が心配なら、まずは勉強しない・嫌いなことを改善する必要があります。
まずは学習方法の見直しをしてみると良いでしょう。
①勉強の仕方を変えると変わることも【目と耳を使う】
そもそも勉強の仕方はその子に合っていますか?
子供によっては目から見て勉強するほうが覚えやすい・目と耳で勉強したほうが覚えやすい・書いた方が覚えやすいなど違います。
また、親子で話をして対話形式にした方が覚えるという子も。
勉強の仕方を変えると変化することもあるので、なかなか覚えられない場合は勉強の仕方を変えてみましょう。
自分に合った勉強の仕方が小学生のうちにわかれば、将来の高校・大学受験でもやりやすくなります。
これだけで将来の選択肢の幅が広がるでしょう。
②親に話すのも勉強ができる子になるきっかけに!体験談あり
親子で対話しながら学ぶ方が覚えるという子も多いです。
こういう子は今日学んだことを話してもらうのが超おすすめ!
というのも以下の4つのメリットがあるからです。
-
- 今日学んだ内容を理解しているか親が確認できる。
- うまく説明しないと親もわからないので、国語力がアップする。
- 子供の不安を解消できる。
- 親に説明して褒められれば自信につながる。
特に高学年になると難しい問題が多くなるので、うちでは「お母さんわかんないから調べてわかったら教えてね。」「塾の先生に聞いてきたら教えてね」とお願いしてるんです。
使命とも言えるので「ちゃんと調べなくちゃ、覚えてこなくちゃ」と思ってくれます。
うちはこれが大当たりで「しょうがないな~」と教えてくれて、自信にもつながっているようです。
親の方はわかっていても、わからないから教えてと演技しましょう!
③わからないところをつぶすし基礎をしっかりと!将来の苦労を減らせる
わからないところを放置したままだとどんどんわからない部分が積み上がってしまいます。
わからない部分はその都度、親も勉強を見て潰していきましょう。
こうすることで将来しなくてはいけない勉強もスムーズになりますし、将来社会に出たときも基礎ができていた方が安心ですよね。
④理科や社会は好きという子も多い!暗記ならやりやすいことも
国語や算数は拒絶反応を見せる!という子は理科や社会などから入っても良いです。
うちの子の場合、社会の中でも歴史に興味がありました。
というのも普段から大河ドラマなどを見ていたので、何となく興味があったようです。
そのタイミングで歴史ものの本を買ってあげると最初は絵を見るだけがほとんどでしたが、徐々に文章を読み始めていきました。
で、現在は歴史は大人顔負けというほど詳しくなりました。
そこから他の教科もどんどん勉強するようになり、「勉強嫌いで将来心配」という状態から勉強好きになっていきました。
何かしら興味が持てる部分があれば、勉強好きになる可能性はあります。
勉強ができない子の将来を心配しない!勉強しない・嫌いなのは様子見
勉強ができない子の将来は心配です。
しかし、親が無理強いしても悪化する場合もあります。
勉強しない・嫌いな場合はそのまま様子を見て、以下のことをしてみるのもおすすめです。
①実際に行きたい学校・やりたい職業を見てみる
小学生のうちから行きたい大学はわからないかもしれません。
小学生だと行きたい中学校となりますよね。
ただ、子供によっては行きたい大学があるかもしれません。
うちは小学校低学年のうちから東大に行きたいと言い始めました。
勉強できませんが。
というのもクイズ番組でよく東大生が出ていて「何でも知ってる!超頭良い!」と感動し、「僕も東大行きたい」と言い始めました。
なかなか難しいとは思いますが、「夢は大きく!」ということで東大まで見に行きました。
もちろん中には入らなかったのですが、やはり実際に大学に行くと興奮し勉強もしたくなったようですね。
実際に行きたい学校に行って見てみるのは、勉強のやる気スイッチを押すちょっとしたキッカケになります。
短期的な意欲かもしれませんが、良い刺激になるでしょう。
また将来設計士や大工さんになりたいというのですが、これはおじいちゃんの影響のようです。
おじいちゃんは元々、大工の元締めのようなことをやっており普段から色々なものを作っていました。
これがちょっと憧れになったようです。
ただ、子供なのでなりたいものは変わります。
それでもその都度「じゃあ、将来なりたいならこれを勉強しないとね。」と話せますよね?
本当になりたいものかもしれないので、きちんと話をしてあげた方が子供も苦労が少なくなります。
②勉強嫌いが直らないならいける学校の検討!先生に相談しよう
どうしても勉強嫌いならいける学校で頑張ってみるのも良いでしょう。
人生長いのでいける学校で頑張るというのも手です。
親が何を言ってもムダという場合は、関係悪化よりもそっとしていた方が良い場合もあります。
と言っても、低い偏差値の学校は心配と思いますよね。
どうしてもイヤだという場合は学校や塾の先生に相談し、その子にあった対策をしましょう。
対策方法は意外と親よりも先生の方がうまく出せるんです。
③高校に行ってから頑張るのは比較的やりやすい
上記と若干かぶりますが、入れる高校に行ってから頑張るのは案外やりやすいです。
というのも、わたしがそうだったから。
中学時代は体が弱いのを鍛えたいと自分で考えて剣道部に入りました。
朝5時半くらいに学校に行き部活、放課後は7時半~8時くらいまで部活でした。
そりゃあ、勉強する時間ないですよね。
体が弱かったので、この時間まで部活やっていたら限界まで動いてることになり時間なかったです。
なので、高校は中の下でした。
でも、その学校では学力がトップ10に常に入っていました。
これなら行きたい学校に推薦してもらえる成績を取りやすくなります。
また、授業についていけないということがないので心に余裕が生まれるんです。
わたしは家庭の事情(金銭的)でいけませんでしたが、成績に関しては問題ないかなと思いました。
もちろんMARCHには到底及ばないレベルだったので、いい大学に行きたいなら早めに勉強できない子を脱せるように親が持っていけるのが理想ですね。
勉強できない子だからとすぐに諦めると将来の選択肢の幅が狭くなり、困難に立ち向かえない子になることもあります。
そうならないためにも今から意識改革、学習の仕方の改善をしていきましょう。
また親が考え方を変えるだけで、焦らなくても余裕が生まれる場合もあります。
ただ、ちょっとしたキッカケで勉強できない子供も学ぶ楽しさを知るようになるので小学生のうちに親が働きかけることが大事でしょう。
まずは上記のことを試してみてくださいね。