宿題のやる気がでないときって誰でもありますよね。
特に小学生は「宿題なんかやる気がでない!」「できればやらなくていい方法を模索したい」と思っている子は少なくありません。
大人でも仕事をいつまでにやらなくちゃいけないとわかっていても、ついつい先延ばしにしてしまうこともあるので宿題のやる気がでないのは理解できます。
まあ、仕方ないとあきらめるのは簡単ですが、宿題のやる気がでないのはしょうがないと許していてはいつまでたってもやる気が出ないですよね。
そこで今回はなぜ宿題のやる気が出ないのか、やる気の出し方を紹介します。
小学生でもできる方法なので、まずは以下のことを試してみてください。
宿題のやる気がでない理由はそのものが原因でない場合も
宿題のやる気がでないのは大人でも子供でもあることです。
ただ、お子さんによって宿題のやる気がでない理由はさまざまあるので、対処法が変わってきます。
宿題のやる気がでない大まかな理由の一つ目は宿題そのもの以外の場合があります。
まずはやる気がでる方法を知る前に把握しておきましょう。
宿題のやる気がでない理由は宿題以外の部分がネックになっていることがあります。
この場合は親も変わらなくてはいけない場合も多いのです。
宿題のやる気がでない原因は以下のようなものが多いでしょう。
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- 疲れや眠気がある:
低学年のうちは小学校の行き帰りだけで体力を消耗してしまうケースがあります。
小学校から帰るとクタクタで何もやる気がでない、眠くてご飯を食べたら寝てしまうほどということも。
低学年のうちはよくあることなので徐々に改善されると思いますが、それでも宿題のやる気がでないのはちょっと困りますよね。
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- 勉強以外の誘惑が強い:
小学生のうちはテレビ・ゲーム・漫画・友達と遊ぶなど、勉強よりも優先したいものが多くあります。
親が何も注意しないとどんどん遊ぶ時間が増えることは避けられません。
特にテレビやゲームは目にもよくない・精神的にもあまりいい影響を与えないと思います。
実際にうちの息子に毎日ゲーム1時間してもいいよと話したら、だんだん終わる時間が遅くなる・ゲーム中に邪魔が入ると切れやすくなるなど、あまり良い影響を与えませんでした。
また、だんだんと画面に近づきすぎて一時期視力が悪くなったんです。
そのため、ある程度視力が上がるまではゲームなし(1か月程度)・視力が戻っても週2~3回とゲームの頻度を減らしました。
まあ、YouTubeを見ているのであまりよくありませんが、ゲームに振り回されることが無くなったんです。
うまくゲームと付き合える子であればよいですが、ゲーム中心の生活になると当然宿題は後回し・やる気がでないなんてことになります。
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- 友達との遊びが優先になる:
小学校3年生あたりから6時間授業がグッと増えますよね。
そうなると放課後に遊ぶ時間が少なくなり、友達との遊びが優先になってしまいがちです。
もちろん、友達との付き合いも大事なので遊ぶのはいいのですが、そのあとに宿題を終わらせることができない・やる気がでないなんてこともしょっちゅうでした。
友達との付き合いは大事ですが、宿題や勉強も大事なのでうまくやりくりしてほしいですよね。
ただ、まだ精神的に幼いのでなかなか難しいと思います。
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- 親がうるさすぎる:
宿題のやる気がでない原因として大きいのが親がうるさく言いすぎるご家庭かもしれません。
うちも人のことを言えないんですが、子供がやろうとしているときに「宿題やったの?」「まだやっていないの?」「早く宿題を終わらせなさい!」と言われたら、やる気がでないですよね。
もちろん、低学年のうちは宿題を忘れがちなので、確認の意味で促すのはいいと思います。
でも、ただ単に親が過干渉になってしまうと宿題のやる気がでない・無気力になる・何も考えなくなるかもしれません。
実際にうちの息子が頼りなかったので、いちいち声掛けしていたら自分で積極的に考えられなくなりました。
良かれと思って声掛けしていましたが、ちょっと後悔ですね。
今は忍耐力がいりますが、親が声掛けを我慢してやっている様子がないときだけ寝る前にそういえば…と聞いています。
子供のタイミングというものがあるのでガミガミ言いすぎると宿題のやる気がなくなるんです。
上記のようなことがありませんか?
もし、一つでも当てはまるなら改善する必要があるので後述する対処法を使ってください。
宿題のやる気がでない理由は勉強自体が原因
真面目な子なのに宿題のやる気がでないという子もいます。
その場合は宿題自体に原因があるかもしれません。
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- 苦手科目がある:
大きな原因として考えられるのが、宿題で出ているものが苦手科目という場合。
苦手科目の場合はぶっちゃけ大人でもやる気がでないのはわかりますよね?
苦手科目だと「後でいいか」「まだ日にちがあるから明日やろう」とどんどん後回しにします。
いつまでたっても苦手科目だと宿題のやる気はでないでしょう。
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- 宿題にわからないところがある:
宿題をこなすには理解している必要があります。
わからない問題だらけだと宿題のやる気がでないのは当然。
あれもこれもわからなければ、何時間取り組んでも終わらないのは目に見えています。
そうなると宿題のやる気はでないですよね。
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- 勉強がつまらない:
勉強自体がつまらないのは内容を理解できない・ついていけないからです。
苦手科目があるのも内容を理解するのが難しい・面白みがない・興味がわくものがないからかもしれません。
勉強がつまらなければ、宿題のやる気がでないのはわかります。
勉強が好きじゃない子は宿題をいかにやらなくて済むか考える方が多いかもしれませんね。
上記のような宿題自体に根本的な問題があるとなかなかやる気がでないのは当たり前です。
前述の宿題以外の問題については改善が容易ですが、宿題自体に問題がある場合は親・先生も協力して取り組む必要があります。
宿題のやる気が出る方法 親がやるべきこと
宿題のやる気がでない子でもやる気が出る方法なんてないのでは?とちょっと疑問視してしまうかもしれません。
しかし、ここで対策を取らないと中学校・高校で苦労するのは本人たちです。
中学・高校に入っても知恵袋などで「宿題のやる気が出ません。どうしたらいいですか?」という相談をよく見かけます。
「いや、相談している間にやればいいじゃん!」と思いますが、やはりやる気がでない子はこういうところに逃げたいんですよね。
しかも、中学・高校になると宿題の量も桁違いになります。
だったら、今のうちに宿題のやる気がでない子でもできることをやっておくと後々親子でラクですよ。
まずは親ができることをしましょう。
なんといっても、親がうるさく言っているのは一番の問題でしょう。
宿題だけでなく勉強も強制している・ずっとクドクド言っているなら、まずはグッと我慢してください。
言いたくなるのはわかるんですよ~。
早くやっちゃえばいいのに!と思いますよね。
それだけやれば、後はゆっくりできるじゃんって。
でも、それが余計子供の宿題のやる気がでない原因なんですよね。
宿題のやる気の出し方はまず親が変わる必要があります。
まずは「宿題やったの?」など、しつこく言わないこと。
子供に任せましょう。
なんだったら、先生に怒られてきてもいいと思います。
いつも言っていてやらないんですから。
言われなければ自分で気を付けるようになります。
まあ、なかなか直らない子もいますが、徐々に周りの子供たちを見て変わっていきますよ。
ただし、前述の通り、苦手科目がある・宿題にわからないところがある場合は親が教える・先生に聞いてくるように促してください。
先生に聞きに行くのが恥ずかしいといい出したら、連絡帳で今の状況を先生へ伝えておいてあげるのもいいでしょう。
3・4年生くらいまでは自分で聞きに行きづらいという子もいます。
うちの子もそうだったので、先生に一言伝えておきました。
自宅で教える場合もわからないところを一緒に調べてあげる・教えてあげるようにすれば、宿題がわからないからやる気がでないという問題も解消されていきます。
また、そのほかの問題もそれぞれ親がメインで改善していきましょう。
疲れている・眠気があるならいったん寝かせてしまう・朝早く起こしてやらせるなど、子供に合ったやり方を考えてください。
また、勉強以外の誘惑がたくさんある場合は宿題はリビングでやらせるようにすると集中しますよ。
ゲームや漫画は部屋でこっそり使えるので、親の目の届くところで宿題をやらせるようにするとすすめやすいです。
逆にゲームや漫画をリビングに置いて、使うとき親の目に留まるようにしておくのもいいでしょう。
うちの場合、ゲーム機はリビングの目につくところに置いているので、使うとすぐにわかります。
こうすることでルールを守らなくてはいけないという意識が生まれるので、おすすめですよ。
宿題のやる気が出る方法 子供ができること
宿題のやる気がでないのはそもそも子供の問題なので、子供主体で改善していく必要があります。
自分一人で宿題をする気が起きない場合は友達と一緒に取り組むと意外と早く終わります。
実際にうちの息子は友達と遊びたいけど宿題も結構あるというとき、友達をうちに呼んで一緒に宿題を終わらせていました。
みんな早く遊びたいので、めちゃくちゃ集中して宿題に取り組んでいたんですよね。
お友達のママからも「宿題一緒にやってくれて助かった!いつもやらないから〜」と言われたこともありました。
やはり、一人ではやらない宿題も友達がやっていれば、やるんですよね。
友達と一緒に宿題をするのは、やる気の出し方としては一番おすすめ!
また、高学年になってくると一緒に図書館で宿題を終わらせてから公園に行くこともありました。
そのまま受験勉強をすることもあり、わからないところも教えっこできるのでかなり助かりましたよ。
宿題のやる気が出ない子は自分一人で何とかしなくちゃいけないと思わずに友達と一緒に取り組むと意外と早く終わる・やる気が出るでしょう。
これなら友達と遊ぶ約束をしても宿題も終わらせられるので、親に怒られる!というストレスも解消されます。
宿題のやる気がでない!気分をアゲる方法
上記のことをしても、イマイチ宿題のやる気が出ないという場合はいろいろな対策をためしてください。
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- 宿題をやる時間を決めて長時間やらない:
学年が上がると宿題の量も増えます。
量が多いと宿題のやる気がでないですよね。
長時間取り組む必要がある宿題もあるので、時間を決めて宿題をこなすようにしましょう。
例えば調べものなら、翌日に提出するということも少ないと思います。
この場合は何日かに分けて取り組む・この時間まで調べたら今日は終わりにするといいでしょう。
また、何時までに宿題を終わらせると決めておけば、集中力が上がります。
集中していなければ、宿題は終わらないので、自然とやる気が出るでしょう。
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- 場所を変えて宿題をする:
いつも宿題をする場所が同じでつまらないこともあります。
大人でも勉強を同じところでしていると飽きてしまいますよね。
その場合は場所を変えて宿題をこなすと気分が変わるでしょう。
いつもリビングテーブルでやっている場合は図書館や自室でやってみると新鮮な気持ちで取り組めます。
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- 机の掃除をする:
もしかしたら、勉強する机の上が汚いせいで宿題のやる気が出ないのかもしれません。
また、机の上に何か集中できなくなるものがある場合は机をきれいにすると宿題に集中でき、やる気が出るでしょう。
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- 自分にご褒美を与える:
高学年になってくると別に毎日の宿題をこなしても誰もほめてくれないですよね。
宿題をやるのは当たり前になってくるので、子供たちもいちいち褒めて~とは言ってきません。
まあ、高学年になったら宿題できて偉いね~と言われても別にそこまでうれしくないです。
そういう子は自分にご褒美を与えるといいですよ。
例えば、宿題が終わったら友達と遊べる・漫画を読める・ゲームができると思えば、早く終わらせなくちゃと思えます。
たまにはほしい漫画を買ってきてもいいですよね。
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- 宿題のわからないところは飛ばしてわかるところをやる:
親が常にべったりついて宿題をこなすことは低学年あたりまでだと思います。
宿題でつまずくたびにそこでずっと考えていても、長時間取り組むことになるのでわからないところは飛ばす・全部目を通してからわからないところに取り掛かる癖をつけるとやりやすいです。
わからないところに印をつけておき、親や先生に聞く・自分で調べるなどもいいでしょう。
親にも先生にも聞く時間がない場合は友達に聞いてもいいのではないでしょうか?
また、塾に通っているなら塾の先生に聞いてもいいですよね。
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- 音楽をかけてやる気を出す:
大人はよくやることだと思いますが、音楽をかけてやる気を出すのもおすすめです。
うちの息子は進撃の巨人が大好きなので、進撃の巨人の音楽をかけると気分が上がるそうです。
宿題のやる気が出る方法で一番使っているかもしれません。
まあ、ノリノリになりすぎて邪魔になってるときもありますがw
時間がかかっても気分が上がるとやる気が持続するんですよね。
なので、お気に入りの音楽・高揚する音楽をかけてみてください。
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- 毎日宿題するのを習慣化:
一番いいのは宿題を毎日やるのを習慣化してしまうことです。
毎日、宿題やったの?と聞くのも聞かれるのもストレスですよね。
でも、普段から毎日宿題するのが習慣になっていれば、いちいち言われなくてすむので子供もストレスになりません。
親もその分、ほかのことをしてあげられますよね。
最初のうちは辛いですが、毎日この時間にやる・朝少し早く起きて短時間で済ませるなど、ルールを決めておくと習慣化しやすいです。
宿題のやる気が出る方法はどれも簡単な対策なので、今日からでも取り掛かれるものばかりです。
これならできる!というもののみチョイスしてもいいですし、すべて試してみてもいいでしょう。
宿題のやる気だけ出すなら、上記の方法だけでも十分効果が出ると思います。
ぜひ、今日から試してくださいね。
宿題のやる気が出ない子でもなぜやる気が出ないのか、問題点が明確になれば対処法も簡単に活用できます。
また、対処法を使うと意外とすんなりやる気が出ることもあるので、小学生のうちに宿題のやる気がでないときの対処法をうまく使えるようにしてください。
後々、ラクになりますよ。
まずは上記の対処法を試してくださいね。