小学生が友達の家で宿題などを一緒に勉強するのは結構気を使いますよね?
でも友達の家に行くときは飛び出してしまい帰ってから宿題をする、勉強するのがなかなか難しいという子も多いです。
もちろん、家庭によってはそれでOKという家もあるでしょう。
ただ、わたしの周りのご家庭は「宿題をやってから遊んでほしい」といううちが多いです。
でも「小学生の友達の家で勉強させるのってどうなの?」と気になりますが、受験組や教育熱心なご家庭が多いと「宿題を一緒にさせてから遊ぶのは大歓迎!」ということがあります。
うちの小学生の息子は受験組の友達が多かったのも影響していますが、お互いの家で「宿題をしてから遊ぶ」のは結構ありました。
特に高学年になると言わなくても宿題を一緒にやったりわからないところだけやったりということもあるんですよね。
そこで今回は小学生が友達の家で勉強するときの基本マナーを身につけ、迷惑が掛からないようにするにはどうすれば良いのかをご紹介します。
この記事は小学校6年生男子、4年生女子を持つわたしが経験を元に解説していきます。
小学生が友達の家で勉強?どんな迷惑が考えられるか
「友達の家で一緒に勉強する!」と言ったら「勉強するのは良いことだ!」と思います。
でも、ちょっと待って!
小学生が友達の家で勉強って、なんか迷惑になることないかな?と思ったんですよ。
まあ、基本的には遊びに行くときのマナーと同じで相手のお宅に迷惑にならないよう気をつける必要があります。
どんなことが迷惑になるのか前もって考えておくとお互い快適にお宅訪問ができます。
①友達の親も予定がある
小学校高学年になれば本人も気をつけると思いますが、小学校低学年のうちはまだまだ周りのことが見えていません。
なので、まずはお友達の親御さんに予定がないのか確認した方が良いでしょう。
子供同士で勝手に決めることが多いので気をつけないといけない部分かなと思います。
大抵の親御さんは「まだ小さい子のやることだから」と思いますが、勝手に予定を決められちゃあぶっちゃけ迷惑ですよね。
ちょっとひどかったのがうちの子もはっきり約束していないのに勝手に来ちゃう子がいたんですよね。
出かける予定もなかった、まだ低学年だからということもありそのときは家にあげました。
ただ、片づけしてなかったのでちょっと嫌でしたね。
低学年だと「あそこのうち汚かったよ!」と言われそうじゃありませんか?
なので、その子にもうちの子にも「うちに来て良いよ」というときだけねと念押ししました。
ちなみにほかのうちにも突撃訪問する子だったみたいなので、癖にならなくて良かったです。
②騒がしいのはルール違反
小さい子供が何人も集まるとドタバタとスゴイです。
勉強してから遊ぶ流れになるので、集団になるとめちゃくちゃ騒ぎます。
でも、マンションだと上下左右のお宅へ響かないか心配ですよね。
ちなみにうちは壁が結構薄いので超気になります。
マンションによっては壁が厚くてあまり響かないところもありますが、やっぱり迷惑ですよね。
友達の家でもやっぱり「あんまり騒がれるのは困る」と言っていましたし、家に行ったときも子供たちに「走らないでね~」とやんわり注意していました。
そのときはわたしもお宅訪問していたので、すぐに注意できる状態でしたが怖いですねやっぱり。
これはちゃんと考えないとと思いました。
自分のうちでもやってほしくないことはほかのうちでも一緒です。
子供たちに前もって言っておかないととんでもないことをやらかすと思います。
③おやつをねだるのはどうなの
子供によってはおやつをねだるという子を見たり聞いたりしたことがあります。
わたしの友人が悩んでいたのですが、「毎日家に来られてお菓子を食べるのが当たり前。出さないとお腹すいたと騒いで出さないのが悪いみたいに言われる」と言っていました。
これはさすがにひどいなと思いましたね。
しかも、相手のお宅には行かせてもらえないとか。
それはルール違反かなあと思うので、「うちも気をつけなくちゃ」といろいろ考えさせられました。
④散らかしたままも困る
勉強道具のみ散らかる程度ならそこまでどうこう言う必要はないかもしれませんが、お菓子だったり飲みものだったり遊び道具だったりをそのままにするとちょっと迷惑ですよね。
特に食べ散らかしたままだと結構きついと思います。
仲の良いお友達のうちもぼやいていました。
最初「え?うち!?」と焦りましたが、違う子だったんです。
「家に来たのは良いけどお菓子をあちこち散らかすし、片づけもしないし困る!うちに連れてくるなって言った」と聞きました。
言われた子は優秀な子だったので意外でした。
見た目ではわからないなと思った事例です。
こういうのは気をつけなくちゃと思いましたね。
友達の家で勉強するときのマナー
小学生が友達の家で勉強するときは遊びに行くときと気をつけるポイントは同じです。
以下の5つは最低限守った方が良いと思い、うちでは口を酸っぱくするくらい言い聞かせています。
「できないなら遊びに行くな!来させるな!」と言っているくらいです。
それくらい大事なことだと思うので、参考にしてくださいね。
①前もって予定を聞いておく【子供を通してでOK】
基本中の基本ですが、相手の親御さんがお宅訪問して良いと許可しているのか確認するべきです。
小学校低学年なら親が直接連絡して確認するのが良いでしょう。
ただ、連絡先がわからないときもありますよね。
その場合は相手の親御さんが本当に呼んで良いと言っているのか、相手のお子さんに確認するかお宅訪問をやめるようにしていました。
まずうちにお友達を呼ぶようにしていましたね。
また連絡先がわかるときは必ずお友達の親御さんに確認を取っていました。
ただし小学校3年生あたりからはお宅訪問のルールもある程度守れるようになるので、子供に確認するだけでOKかなと思います。
どこのお宅でもお互いに行き来することが多いと思うので暗黙のルールになっていますよね。
ただ、連絡が取れないと相手の親御さんが困ることもあるので連絡先を交換しておくと良いですよ。
また、うちでは帰る時間をオーバーさせないようにしています。
小学生のうちは「もうちょっとだけ」と言いがちですが、「それは絶対にしないで」と言っています。
「時間が守れないなら迷惑だから行くな」とも言っています。
夕方はご飯やお風呂の準備など、かなり忙しいですよね?
子供が帰ってくれないとできないこともあります。
小学生のうちは「そんなこと知ったこっちゃない」ので、親が言っておかないとダラダラいつまでも居続けます。
ぶっちゃけうちは何度かそれ、やられました。
「うちは6時まで良いって言われているから」と言って帰らないんですよね。
親御さんは働いているのか一切連絡してこない、連絡先も知らないので困りました。
保護者会も来ません。
なので、一度「お父さんが早く帰ってくるの。疲れているからもうそろそろお開きにしようね」と無理やり帰しました。
最低限のルールとして5時には絶対に帰るように言っています。
地域や季節によっても変わると思うので、これは学校のルールに合わせています。
これは最低限のマナーなので気をつけましょう。
②挨拶や靴を揃えるのは常識
小学生のうちの子には言い聞かせているのですが、挨拶は必ずきちんとするようにしています。
「こんにちは。お邪魔します」はちゃんと言うこと。
これは基本中の基本ですし何も言わないで家に行ったら「あんた誰?」と思われ、出禁になりかねないですよね。
マナーがなっていないと思われないためにも、挨拶はきちんとさせています。
挨拶も大事ですが、お邪魔するときは必ず靴をそろえること。
これは小学校でも結構しつこく言われていました。
うちもたぶん最初の頃はできていなかったと思います。
何度も教え込んでできるようになったくらいなので、最初のうちは「え?」と思われたかもしれません。
行く直前に「挨拶と靴をそろえるのを忘れないようにね」とは言っていますが、4年生あたりまでは何回かに一回しかできていなかった可能性も。
うちに来る子も結構できていない子が多かったので怪しいです。
でも、学年が上がるにつれうちの子もほかの子もきちんとできるようになってきたんです!
これは成長かなと思います。
またお友達の家に行く前にチェックするのが服と靴が汚れていないかです。
服が汚れているなら着替えさせてから靴が砂だらけなら別の靴を履かせて行かせます。
あと結構気づかないですが、靴下がくっさいんですよね!
臭いチェックなんかいちいちしないですが、やっぱりお友達の家に行って「くっせええ!」となっても迷惑なので靴下も基本的には変えています。
ほかの子でも「臭いな」というときがあったので、気をつけなくちゃと思いました。
③ドタバタ騒がない
マンションでドタバタ騒ぐと近所からクレームが来る可能性があります。
基本的に勉強を一緒にすると言っても、やっぱり遊びたいですからだんだん騒ぎ始めるでしょう。
多少は仕方ないですがワーワー騒ぐのは迷惑です。
ぶっちゃけうちに来る子でもそういう子がいました。
超迷惑。
元気があって良いかもしれませんが、それを集団でやったら「家が壊れるわ!」と思われますよね。
なので、うちの子供たちには「絶対に騒がない」と言っています。
言っておけばその分セーブするので、そこまで迷惑にはならないでしょう。
まあ、子供なので完璧に騒がないでいるということはまず無理だと思いますが。
④おやつはねだらない
前述の通り、おやつをねだるのは絶対にNG!
非常識でおやつをねだるなんて、ちょっと神経を疑われますよね。
うちは小学校低学年の頃や高学年になっても初めて行くお宅の場合はお菓子とジュースを持参させています。
迷惑にならないような子袋に入っているもの・片づけやすいもの・親御さんが食べられるちょっとしたものを持たせます。
何度も行っているお宅にはあえてお菓子を持たせません。
これはお互い様にしているので、良いかと思います。
最初のうちは失礼になるのでは?と思いましたが、お互いそんなことを毎回やるのは大変だよねと言うことになりお菓子は基本的に持っていかなくて良いとしました。
高学年になると行く前にちょっと何かつまんでいくということも自分でできますし、我慢もききます。
ただこれはママ友の関係性やその地区の状況によって変わると思うので子供に様子を聞いた方が良いでしょう。
最初はお菓子持参が安心だと思いますよ。
⑤最後は片づけをする
小学生のうちの子供たちが友達の家で勉強した後は「必ず片づけをしてから帰ってきて」と言っています。
お宅訪問だけでもぶっちゃけ親御さんは疲れるでしょう。
うちに来てほしくないのに散らかして帰るの!?と思われないためにも、きちんと片づけてから帰るよう言っています。
あのうちの子はしつけがなっていない、出禁にしたいと思われたくないですよね?
「ぜひまた来てね」と言ってもらえた方が気持ちも良いですし、親子共々良好な関係を築きたいです。
そのためにはキレイに片づけをするのは基本中の基本なので、気をつけましょう。
小学生が友達の家で勉強して良かったこと
うちの子たちが友達の家で勉強して良かったことは勉強に対する効果だけではありませんでした。
小学生の友達の家で勉強するのはどうかなと思いましたが、お互いメリットがあるので良いことだと思います。
①集中して宿題が片づく
一番良かったのが集中して宿題が片づくことです。
友達と勉強だけでなく遊びたいのでダラダラ宿題をしないのが良かったですね。
パッと集中して宿題を終わらせることができたと聞くと「友達と一緒に勉強するのは良いかも」と思えました。
実は宿題や勉強は友達の家、うちだけでなく図書館でも集まってやっているんですよ。
高学年になると結構勉強会を開いているみたいで、刺激を受け成績アップにもつながりました。
友達と遊ぶ時間も確保したいと考えるせいかいつもより集中できるらしいです。
確かにどこをやったのか聞くと結構な範囲が終わっているんですよね。
これやって遊んだのかとびっくりします。
なので、友達の家・うち・図書館で集まって一緒に宿題を終わらせたり勉強したりするのは良いことかもと思いました。
図書館での勉強会やひとり学習については別記事でもまとめているのでご覧ください。
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②わからないところを聞ける
小学生のうちって先生にわからないところを聞けないことも結構ありますよね。
でも、友達になら気軽に聞けるんです。
うちは小学校の先生に「わからないところがあるので放課後や休み時間にサポートお願いできますか?」と聞いたことがありました。
先生は「むしろ来てほしいです!」と言っていたんですが、うちの子はそれができませんでした。
親が全部サポートするのもどうなのかと悩んでいたところ、友達同士で結構解決していたんですよね。
学年が上がると友達と勉強する頻度は増すので、そこでわからないところをお互い解消しているようでした。
親が口出ししなくて良いので、助かりましたね。
③勉強が終わったら遊べる
小学校高学年になっても遊びたいのは変わりません。
勉強をしようと集まっても結局遊ぶんです。
でも、宿題ややるべきことが終わったら遊べると考えると集中できるので良い刺激でした。
勉強と遊び両方できるなら余計がんばれますよね?
④人の家訪問のマナーが身につく
小学生が友達の家で勉強して良かったのはマナーが身についたことでした。
ぶっちゃけうちの子はボケ~ッとしているので、かなり抜けているんです。
挨拶だけはどこでも褒められるんですが、ほかがダメダメで。
でも、お宅訪問するときのルールを徹底したことでマナーが身につきましたね。
もちろん、小学校低学年の頃はどこのお子さんもマナーがなっていないです。
これは年齢にあった最低限のことができていれば良いかなと思うので仕方ない部分はあります。
でも、繰り返し教え込むことで礼儀正しいマナーが身につくのでしつこく教えて良かったと思いました。
基本中の基本ですが、
- こんにちは、お邪魔しますが言える
- 靴をそろえられる
- 騒がない
- 時間を守る
- 片づけをしてから帰る
- おやつはねだらない
- 休みの日にお宅訪問はしない
など当たり前のことはできるようになっています。
当たり前のマナーが早いうちに身につくと後で苦労しなくてすむので楽だなあと思いました。
小学生が友達の家で勉強することは少ないかもしれませんが、遊びも入れると結構お宅訪問はあります。
お宅訪問する際はどんなことに気をつけるか言っておかないとわからない子もいるでしょう。
実際に小学校高学年になってもマナーがなっていない子が多いと思います。
「自分の子は大丈夫」と思って何も言わないと結構やらかしているので、気をつけてください。
親がなぜルールを守らなくてはいけないのか教えないと相手のお宅に迷惑をかけます。
お互い気持ちよくお宅訪問できるようにするためにも、最低限のことは守るように言っておきましょう。