宿題が終わらないと泣く小学生は少なくないと思います。
「泣いていないで終わらない宿題に取り掛かれ!」と言いたくなるかもしれませんね。
小学生のうちから毎回「宿題が終わらないって泣いていないで徹夜しろ」とまでは言いませんが、どうしてそうなるのか親も把握しないと今後も続くことになるでしょう。
今現在、宿題が終わらないと泣く小学生はどうしてそうなっているのか、徹夜してまでやらなければいけないほど残ってしまっているのか、まずは親御さんが話を聞いてください。
今回は小学生の宿題が終わらないと泣く理由・徹夜すべきタイミングはどんなときなのか紹介していきます。
宿題が終わらないと泣く理由
宿題が終わらないと泣く場合、どんな理由があるのかまずは確認しましょう。
徹夜してまでこなさなければ終わらない宿題なのか、泣くほどのものなのか親子でチェックしてみてください。
うちや周囲の友達が宿題が終わらないと泣くことが多かった理由は以下のようなものがありました。
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- 宿題の量が多い
低学年でも先生や小学校によっては結構なボリュームの宿題が出ることがあります。
うちの小学校では夏休みの宿題が1年生からかなり多かったので「終わらないよ~」と泣くことがありましたね。
これはちょっとかわいそうでしたが、夏休みは1か月以上あるので時間をかけて解かせていました。
もちろん、親もがっつりついて一緒に頑張ったものです。
また、3年生あたりから習う漢字の量が増える・社会と理科が入るため、勉強するものが多く宿題の量がグッと増えてしまいます。
3年生あたりから半徹夜状態の日もあり、うちだけかと思いきやほかの子供たちも宿題が終わらないと泣きながら半徹夜だったそうです。
小学3年生のうちから夜中の1時くらいまでやるって(´;ω;`)
そして、朝も早く起きて宿題を終わらせるという…小さいうちから半徹夜は避けたいです。
うちはこんな遅くまでやらせていませんでしたが、朝早く起きて一緒にこなしていましたね。
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- 宿題をこなすペースが遅い
低学年の子の場合、大人からしたらそこまで多く感じない宿題の量でも、こなすペースが非常に遅い子がいます。
その場合は宿題の量が多くて終わらないと泣くケースも。
うちの子も幼稚園時代に勉強を特にさせていたわけではなかったので、問題を解くペースが非常にゆっくりでした。
そのため、宿題が終わらないと泣くことがしばしばありました。
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- 内容が理解できていない
1年生くらいだと内容が全く理解できないということは少ないですが、小学校3年生あたりから授業難易度がグッと上がります。
で、宿題が終わらないと泣くのを見て「ん?そこまで多くないよね?」と思い、一緒に取り組んだところ、内容を理解していない部分がありました。
内容を理解していないから終わらないと泣くことを知りました。
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- 後回しにして宿題をため込んだ
学年が上がると翌日に提出する宿題ではなく○○日までにやっておくという宿題も出ます。
すぐに提出する宿題ではないからいいやと放置して、前日になって「宿題が終わらない!」と泣くパターン。
数日後に提出する宿題だと結構ボリュームが大きいものが多いので、パッと終わらないです。
そうなると小学生なのに徹夜に近いことをして宿題を終わらせなくてはいけないことになります。
宿題が終わらないと泣く理由はおそらく上記のようなパターンが多いと思います。
逆に上記のような理由を一つひとつ潰してあげれば、宿題が終わらないと泣くこともなくなるでしょう。
そうなれば、小学生なのに徹夜しなくちゃいけない?と悩むこともなくなるのではないでしょうか?
普段の宿題が終わらないと泣くときの対処法
問題となる宿題は普段のものと夏休みなど、大型の休みに出される宿題の2パターンです。
まずは普段の宿題が終わらないと泣くときの対処法をご紹介します。
普段の宿題で終わらないと泣くことが多い場合は、早めに問題点を潰せるようにしましょう。
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- 宿題の量が多い場合
学年によって異なりますが、低学年の場合はまずどのくらい量が多いのか把握してください。
明らかに多すぎる・子供がこなせないと見てわかる量なら先生に相談しましょう。
先生はすべての子に適した宿題の量を出せるわけではありません。
また、先生の宿題は絶対ではないんです。
特に低学年の場合はまだ勉強についていけていない場合があるので、先生に宿題が終わらないと泣く・一生懸命取り掛かっているけれど終わらないことを伝えてください。
また、3年生くらいから漢字の量や科目も増えるので、宿題の量がどうしても多くなります。
この場合は慣れるしかありません。
確かに先生に相談してもいいと思いますが、3年生あたりからは全体的に宿題が多いと苦しむ子も多いので、乗り越える必要があるでしょう。
同じように友達も頑張っているので、投げ出させるのはよくありません。
そんなときは親も一緒に勉強を見てあげる・どこに時間がかかっているのか話を聞いてあげるようにしてください。
高学年についてはもしかしたら塾の宿題と合わせて間に合っていないのかもしれません。
小学校によっては中学受験の子に対しては宿題の分量を減らしすなどの対応策を取ってくれる場合もあります。
ただし、高学年になると小学校自体も中学受験のことを考えて、分量を調整している場合があります。
まずは小学校の宿題の分量がどのくらいなのか、親が把握しましょう。
適量と判断できる場合は塾に行く前・朝少し早く起こす・寝る前など、隙間時間を活用すると意外と終わります。
わたしの息子のお友達は超有名塾に通っていましたが、宿題はすべてこなしていました。
彼のやり方は上記に加え、学校の休み時間や授業が始まる前にやっていたそうです。
まあ、宿題の量が多いときにだけそこまでやっていたようですが。
中学受験組はこれくらいできないと乗り切れないのかもしれませんね。
彼は超有名私立中学校に合格していましたから。
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- 宿題をこなすペースが遅い
特に低学年の場合、宿題をこなすペースが遅い場合はとにかく終わらないと泣くこともしばしばありますよね。
そこまでの量ではない・徹夜にならないものの、結構遅い時間まで取り組む子もいるかもしれません。
実際にうちの息子はかなりゆっくりだったので、少ない宿題の量を数時間かけて取り組むほどでした。
毎日泣くような宿題の取り組み方はちょっとよろしくないので、頑張ってやっている場合は一度先生に相談するといいでしょう。
特に低学年の場合は問題を解くのが非常に遅いという子がいます。
先生によっては「できるところまででいいので取り組ませてください。嫌がるようならそこまででかまいません。」と言われます。
3年生くらいになれば、だいぶ慣れてくるので問題を解くペースは早くなるでしょう。
それでも分量が多くないのに宿題をこなすペースが極端に遅い場合は次の内容を理解できていない可能性が高いので、以下の対処法に取り組んでください。
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- 内容が理解できていない
宿題が終わらないと泣く一番の原因はおそらく内容が理解できていないという問題が大きいでしょう。
下手したら徹夜に近いことをしないと終わらない、それでも適当に書いているだけという可能性があります。
どの部分の内容がわからないのか、高学年くらいにならないとうまく説明できないかもしれません。
なので、その場合の対処法は3つ。
まずは先生に相談すること。
先生は意外と子供のことをよく見ています。
どのあたりにつまずいているのか、先生に確認する・授業時間外に見てもらえるなら子供に質問に行かせるといいでしょう。
うちの息子の場合は先生に相談して放課後少しわからない部分を見てもらいました。
わからないところをつぶせることで、わかることが増え宿題が終わらないと泣くこともなくなりました。
まあ、そこまで毎回泣いていたわけではないですが。
また、娘は算数が不得意だったのでレベル分けで一番下のクラスに入れてもらい、がっつり見てもらいました。
できなかった部分もできるようになり、自信も出るようになったのはよかったです。
先生に丸投げはよくありませんが、親がわからない部分・やり方が正しいかはっきりしないものは先生にお任せした方がいいです。
2つ目は親が内容を確認して教えること。
親がわかる・時間があるなら、できるだけ見てあげましょう。
低学年のうちは教え方もあまり変わらないと思います。
ただ、さくらんぼ計算など、親の知らないものがあるので参考書は購入した方がいいでしょう。
全学年で使える要点を抑えた参考書が「小学校6年間の算数が1冊でしっかりわかる本」というものがあります。
子供も見やすい・要点のみおさえているので、教えるときもわかりやすいです。
ただ、つまずきやすい部分のみおさえている感じなので、いろいろなところでつまずく子は「自由自在」シリーズがおすすめ。
かなり細かい部分までおさえられておりすべて網羅されているなじゃにかなと思います。
内容もわかりやすいのでおすすめです。
高学年になると自分で使えるようになり、手元に置いておきたい1冊ですね。
3つ目は通信教育に頼ってしまうこと。
まあ、多少お金がかかってしまうのがネックですが、塾に通うよりも断然安いのがメリットですね。
受験を考えていない子でも基礎はおさえておかないと中学に上がったときに苦労するのはお子さんです。
また、親ではわからない部分もかなりわかりやすく解説されるので、頼ってしまった方がいいでしょう。
特におすすめはデキタス。
デキタスは基礎をしっかり固めたい子に適しています。
5分程度のアニメーション・終了時の確認問題などがあり、どのくらい理解しているのか自分でもわかりやすいです。
また、自学年だけでなく前学年の見直し・先取り学習もできます。
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- 後回しにしてため込んだ
3~4年生あたりになると翌日に提出する課題ではなく、数日かけてこなす宿題というものがあります。
早く宿題を終わらせる習慣がない子は前日のギリギリまで放置することもあるでしょう。
まずは勉強の習慣化の見直しをしてください。
これが一番ききます。
宿題をいつ済ませるか決める・何の宿題が出ているのか・いつまでに提出の宿題があるのか、最初のうちは親がチェックしてあげてください。
小学生はまだまだ幼いです。
宿題自体忘れていたり面倒だから後回しにしたかったり、なかなか欲望のコントロールができません。
ちょっと時間のある宿題の場合は毎日取り掛かるべきものなのか・すぐにできる内容なのか確認させて、どのようにすすめるのか相談してください。
計画表のようなものを作ってもいいでしょう。
また、うちでは毎日の宿題をこなせるようにスケジュール帳を活用していました。
これは塾で配布されたスケジュール帳なのですが、忘れないために記載できるので便利ですよ。
最初のうちは親がチェックしてあげてもいいと思います。
いつまでに提出のものがあるのかわかりやすく、宿題忘れものの予防になるでしょう。
普段の宿題が終わらないと泣く子は上記の対策をすると大体改善がみられると思います。
それでも、なかなか宿題が終わらないと泣くなら先生に相談するか塾でがっつり見てもらった方がいいかもしれません。
徹夜してまで終わらない宿題をやるべきか
基本的に小学生が徹夜してまで終わらない宿題をやるべきだとは思っていません。
塾もなくて宿題に取り掛かっているにもかかわらず、終わらないと泣くほどの量ならそちらの方が問題。
先生へ話した方がいいと思います。
ただし、小学校で習う漢字については3年生あたりから難しくなる・量が増えるため、どうしても宿題の分量が多くなりがちです。
最初のうちは急に難しくなることで泣きながら宿題をこなし、徹夜になるのではないかというくらい遅くまで取り組むこともあるでしょう。
その場合は徹夜はしないけど、集中力をあげるためにもできるだけ取り組ませた方がいいと思っています。
うちの場合は最初のうちはだらだらする・適当に書いていたからやり直しをさせる・やらなくてはいけないところを書いていないなど、問題が多々あったので泣きながら宿題が終わらないと取り組んでいました。
でも、そこで甘やかせるのはよくないので、親も根気よく一緒に宿題に取り掛かり丁寧に宿題ができるようになりました。
特に徹夜はしていません。
もし、徹夜になりそう…という場合はむしろいったん寝かせてしまいましょう。
朝早めに起こしてやらせた方が集中力が上がり、短時間で終わります。
これ、一度やってみてください。
うちは宿題の量が少ないときでも、ちょっと疲れていそうだなという場合はその日は寝かせて朝やらせることもありました。
まあ、基本的にその日のうちにやらせていますが…。
朝やらせるときは短時間で終わっています。
朝活は子供にもよいので、試してみてください。
徹夜よりもずっと健康的ですよ。
また、時間をかけて宿題をこなしているのにどうしても終わらないときは、連絡帳に先生へその旨を書いてあげてください。
子供は泣くほど頑張っているのに宿題が終わらない場合は分量の問題かその子が勉強についていけていないのかもしれません。
先生に一度、相談する必要があるでしょう。
夏休みの宿題が終わらないと泣いている場合は徹夜すべきか
夏休みの宿題など大型の休みの宿題で終わらないと泣く子がいます。
大人からしたら長い夏休みのうち毎日少しずつすすめれば「終わらないわけあるかいっ!」とツッコミを入れたくなります。
でも、夏休みの宿題に全然取り掛からずにいるのは、よくある話ですよね。
親の世代でも夏休みの最終日にいっきに終わらせたという方も少なくないでしょう。
夏休みの宿題が終わらないと泣く子がいてもおかしくありません。
ただ、そのタイミングが夏休みの中旬なのか・下旬なのか・最終日なのかで対応がグッと変わります。
夏休み中旬・下旬なら仕切り直しで宿題を終わらせる
夏休みの宿題が終わらないと泣くのはまだ早い夏休みの中旬・下旬の場合はスケジュールの見直しが必要です。
スケジュールを組みなおすことで、簡単に終わることが多いので冷静に対処しましょう。
まあ、夏休みの中旬で宿題が終わらないと泣くことは少ないと思うので、そんなことになっているのは下旬だと考えた方がいいですよね。
例えば、ラスト1週間程度で宿題をほぼやっていなく、たっぷり残っているなら泣くことも考えられます。
宿題が終わらないと泣く前にやることは以下の3つです。
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- 終わった宿題・残っている宿題を把握する。
- 残っている宿題すべてに日付の付箋を貼る。
- 大物から取り掛かる。
まず何が終わっているのか・終わっていないのかを把握し、終わっていない宿題を日数で割ります。
このとき、大物が残っているなら前半1~2日で大物を終わらせる設定にしましょう。
1日目は読書と読書感想文、2日目は自由研究などにするといいですよ。
ギリギリまでこの2つが残っているとぶっちゃけキツイですし、本気泣きします。
なので、必ず前半に終わらせるよう話してください。
もちろん、親の手を当てにしないように言うのも大事です。
今後のことを考えると毎年、こんなことされたら困りますからね。
そのほかのドリル類など、比較的簡単に終わるものは夏休みの計画表の日付にどこからどこまで終わらせるのを書いておくと親子で終わったかどうか話しやすいです。
1日1日を大切に宿題をクリアしていけば、1週間程度あれば十分終わります。
なんなら、3日くらいでも終わらせることもできます。
3日くらいしか残っていない場合は、読書・読書感想文+ドリル類を少しなど、大物+簡単な宿題を合わせて取り掛かりましょう。
夏休み最終日なら徹夜も覚悟 一度苦労した方がいい
お子さんによっては夏休み最終日になっても、終わらないという子もいるでしょう。
そういう子は何とかなる・親が手伝ってくれると思っている節があります。
小学生のうちは甘えがあるせいか、高学年になってもこの考え方はちょっとまずいです。
一度、苦労した方がいいと思います。
そうでなければ、いつまでたってもこの考え方は変わりません。
中学生・高校生になってもそんな考え方ではまずいです。
というか、知り合いのお子さんが中学生なのですが、このタイプだったんですよね。
中学生になっても宿題が終わらないと頼ってきて、親が手伝う…。
これはぶっちゃけまずくないですか?
親もかなり大変だそうです。
しかも、ほかに下の子もいるのでさらに大変。
一人っ子ならまだしも、下にもお子さんがいたら…。
そうなる前に小学生のうちに夏休みの宿題が終わらないと泣くことがないように自分で計画を立てさせましょう。
終わらせられるように苦労してもう二度とこんなことがないようにしたいと思わせることが大事です。
あまりにもひどければ、放置してもいいと思います。
最終的に何とかしてくれると思っているなら、それも手ですよね。
また、最終日に夏休みの宿題をする順番もやはり大物から片付けさせ、間にドリルなど簡単なものを入れるとメリハリがついて頑張れます。
対処法を考えた結果 宿題が終わらないと泣くことがなくなった
上記の対処法を使って勉強に取り組むようになってから宿題が終わらないと泣くことがなくなりました。
一つひとつ問題点を潰していき親が寄り添って勉強に取り組んだおかげで、宿題は早く終わらせるものという意識がつきました。
また、親や先生にも以前より相談することができるようになり、わからないところを自分でも潰していこうという意識が出たのは助かります。
これからも宿題が終わらないと泣くことが出るかもしれませんが、以前よりも自分でどうにかしようと頑張る力はついたと思います。
お子さんによっては内容がわからない・宿題をこなすペースが遅いなど、それぞれの悩みがあると思います。
その子が今どんな状況なのか、把握することで宿題が終わらないと泣くことはなくなると思います。
また、最初のうちは放置せずに親も向き合ってください。
どうしてそうなったのか、話を聞いて一緒に対策を考えてあげることで子供も安心感が出ます。
まずは親子で宿題が終わらないと泣く理由を考え、徹夜しなくてもいいように対処していきましょう。