朗読の無料素材がたくさんネット上にあるってご存知ですか?
音声で物語を聞くのは子供も楽しめるので、意外と食いつきがいいんです。
無料の朗読素材を使うことで新しい言葉・文の使い方など、子供たちは新しい知識を増やせます。
うちは音読の補助教材として、無料の朗読素材を子供たちに聞かせています。
朗読の無料素材と音読ってどう結びつくの?と思われるかもしれませんが、「声に出して読みたくなる」きっかけになります。
子供が声に出して本を読んでくれないならまずは耳からどんどん聞かせることで、朗読の真似をしたくなるよう刺激するといいですよ。
無料の朗読を聞くと「音読するかあ」と言い始める子供もいるので、試す価値ありだと思います!
この記事は小学5年生女子、中学1年生男子を持つわたしが書いています。
子供が声に出して読む練習へ朗読をプラスする理由
無料の朗読素材を子供の音読にプラスしようと思った理由は、自分で声に出して読むのが苦手だったからでした。
一応、読めますがつっかかったりスラスラ読めなかったり子供はあまり楽しめなかったみたいです。
低学年のうちから音読をしていましたが、いやいや声に出して読んでいる感じでした。
まずいなと思って、何か楽しめる方法がないかと見つけたのが無料の朗読素材を子供に聞かせてから自分で読み上げるという方法。
まあ、親が朗読して聞かせしてもいいのですが。
わたしもあまり上手いとは言えないので、「ネットに無料の朗読音声があるじゃん!」と子供と一緒に使い始めました。
読み聞かせと並行していってもいいですが、無料で公開されている朗読の音声はめっちゃうまいので活用しない手はありません。
親も子供も楽しめるくらい豊富にあるのでどんどん使ってください!
聞いて楽しむ朗読なら音読が苦手な子も好きになる
朗読のメリットは何と言っても子供自身が何かやる必要はなく、ただ聞けばいいだけという点です。
音読が嫌いな子は読むのが面倒くさい・スラスラ読めないからストレス・つまらないという理由からでしょう。
でも、無料で聞ける朗読の音声なら素直にお話を聞いて楽しめますよね?
ぶっちゃけ、上の子は小学校6年生でも一緒に聞いていました。
まあ、内容によりますが面白そうなものをチョイスして聞くのは楽しいみたいですね。
朗読を聞いて上手になれば自信がつく
朗読の音声は声に出して本読みをするのが苦手な子供に使ってほしいです。
繰り返し聞けば頭に残り、目からだけでなく頭の中から情報を取り出せます。
初見と何度も繰り返し聞いたものを音読するのとどちらが声に出して読みやすいでしょうか?
もちろん、何度も繰り返し聞いているものの方がやりやすいですよね。
音読がうまくできない子供には、耳から聞くことは有効だと思います。
子供に自信を持たせるためにも、朗読の音声を繰り返し聞かせましょう。
何度も聞いてから本人に読ませるとスムーズにいくので「できた!」という自信につながりますよ。
無料の朗読が多いから活用しやすい
朗読の音声は購入するか図書館で借りないといけないと思っていましたが、ネットで数多く無料で公開されています。
いくら使っても無料ですから、フル活用した方がいいですよね!
しかも、朗読の音声と一緒に物語が文字で掲載されているものもあります。
そのまま音読の素材としても使えるのはありがたい!
物語の文章も無料で載っていますよ。
国語力をつけるには塾に通ったりたくさんの問題集を使ったりお金をかける必要があると思っていましたが、そんなことなかったと思いました。
まあ、読解の塾に通えばコツは教えてもらえるので早いと思いますが、自分で工夫しても十分理解力は伸ばせると思います。
無料の朗読素材で子供の国語力をアップしよう
朗読はネット上の無料素材で十分子供も楽しめます。
もちろん、「こういうものを使って欲しい!」というこだわりがあるなら無料の朗読素材ではなく別途購入でもいいでしょう。
ただ、低学年や音読をやり直そうとし始めた子供には無料で掲載されている朗読の音声を使うので十分だと思います。
覚えるくらい朗読を繰り返し聞く
まずは頭に残るくらい何度も繰り返し無料の朗読素材を聞かせましょう。
最初のうちは短いものの方が子供は飽きないので、興味をもてる短めの物語を選んでください。
後は流すだけ。
離れたところで聞いていても、そのうちパソコンを開いている親を見て子供も一緒に眺め始めます。
耳で聞いて目で物語を追うだけでも、頭に残りやすいです。
興味がなく聞かないようなものはすぐにやめても構いません。
食いつきがいい物語を繰り返し朗読で聞かせてください。
繰り返し練習することはどんな勉強でも有効なので、朗読・音読でも活用してほしいです。
特におすすめの無料朗読サイトは「福娘童話集」というサイト。
こちらのサイトは文章だけでなく挿絵も入っているので、文字だけだとつらいという子供も見やすいです。
お話の量も多く、声優さんやアナウンサーが朗読しています。
また「青空朗読」も作品が豊富なので、福娘童話集が幼すぎると思う方は試してください。
文章はすべて載っていないので、青空文庫の方も合わせて使うと便利です。
頭に残っていれば子供も朗読を真似しやすい
朗読で繰り返し聞いている物語なら子供の頭に残りやすいです。
頭に入っている物語なら音読が苦手な子でも声に出して読むのもつまずきにくいと思います。
これはずっと読み聞かせてきた絵本と同じだと思ってください。
また、細かいところを覚えなくても大体の部分は覚えているので注意する部分がグッと少なくすみますよね。
だからこそ、子供は聞いたものは音読しやすいんです。
まず、「音読は簡単だ!」と思わせて下さい。
慣れてきたら普通の音読にしてもいい
朗読の無料音声を繰り返し聞いて真似できるようになったら、普通の本で読み上げる練習をしてみましょう。
音読が苦手な子もグッとやりやすくなるはずです。
また、朗読の音声を繰り返し聞いていると自分もうまくなった気分になれるので、やってみたいと子供は思うでしょう。
実際にうちの娘は音読があまり上手とは言えませんでした。
でも、朗読を何度か聞かせると自分から「音読する!」と言い始めたんですよね。
たぶん、「わたしも上手にできる」という思い込みがあったのでしょう。
ですが、これでいいのかなと思いました。
あくまでも思い込みなので、実際に朗読の後に試してみると思ったよりうまくいかない場合もあります。
ただ、繰り返し聞いている物語なら初見のものよりもグッとうまく音読できるでしょう。
朗読の無料素材を聞かせたら子供に変化が出た
無料が大好きなわたしが実践したのはネットに落ちているお金のかからない朗読素材を聞かせることでした。
まあ、無料のもので試しているだけだから多少国語力が上がったり生活面で変わったりしてくれるといいなと思う程度だったんですよね。
でも、意外とやってよかったと思うことがあったので紹介しておきます。
人の話に耳を傾けるようになった
元々、うちの子供たちは全然人の話を聞かない!いい加減にしろ!と言いたくなるくらい自由でした。
空気は読まないし人の話は聞かないし、困ってたんですよね。
まあ、朗読だけのおかげではないと思いますが人の話に耳を傾けるようになりました。
というか、聞いてないだろうなと思いながら言っていることも意外と聞いていたんですよね。
もしかして、「集中力が上がっているのか?」「いや、地獄耳になっただけなのか?」と思ったり。
でも、いつも「人の話聞いてる?」とキレ気味で言っていたのに「聞いてたよ」と言われることが多々あるのにはびっくりです。
まあ、いつもではないですがかなり改善できたのは衝撃でした。
聞き終わってから話をしたがる
特に娘の方に影響があったんですが、朗読を聞き終わった後には物語について話をしたがるようになりました。
音読だけだとクタクタになっちゃうようでパッと逃げていたんですが、朗読を聞くだけ・朗読を真似した後は会話をするようになりました。
気持ちに余裕があるのかもしれませんね。
言葉がうまく使えなかった子供には、練習のきっかけになると思いますよ。
物語によっては新しい言葉が出てくるので、特に低学年の子にはおすすめです。
音読も子供からやるようになった
娘は音読が超苦手だったんですが、朗読を繰り返し聞いていたら「さあて、音読するか!」と勝手に本を読み上げる癖がつきました。
「いやいや、お母さんが聞いていないとつまずいたところがわからんだろ!」と思うのですが、すすんでやるようになったのは助かりますね。
今までの音読嫌いは何だったのか。
音読に慣れてきたらそこまで音声の物語を聞いていません。
でも、ときどき無料の音声を流してあげるとスッとわたしの隣に座って黙って聞きます。
しばらくするとまた自分から「さあて、音読するか」と言い始めるんですよね。
まあ、習慣化してくれるのはいいことかなと思っています。
音読はさまざまな学習効果が見られるので、できれば継続してほしいです。
だからこそ、楽しくできるきっかけになるなら朗読も活用したいと思いました。
小学生のうちはたくさん音読した方がいいです。
でも、特に小さいうちは自分で読み上げることが嫌いな子供は多いので困っている親御さんもいます。
そんなときはまず朗読の無料音声を活用してください。
音声だけでなく文章も掲載されているサイトが多いので、耳と目で物語が楽しめます。
だんだんと自分でも真似したくなるので、タイミングを見て音読を促してみましょう。
意外と上手にできて、得意なものになるかもしれませんよ!