小学生になると習い事をどんどん増やすご家庭は多いです。
週何回やっているのかと聞くと平日は埋まっていて休みがほとんどないという話も聞きます。
小学生になれば子供もあの習い事をしてみたい・友だちもやっているから習い事を増やしたいと言い出し、週何回も通って休みがあまりないというケースもあるでしょう。
わたしの周りでも幼稚園から小学生になるタイミングで習い事を増やす家庭は多いです。
1つの習い事で週何回もあり、休みが少ないという場合も。
今回は小学生の習い事は週何回くらいやっているのか、休みは作るべきなのか紹介します。
小学6年生男子、4年生女子を持つわたしが経験を元に解説していきます。
小学生の習い事は週何回?休みが少ないのは高学年
小学生の習い事は週何回くらいなのか、気になりますよね。
休みが少なくなると子供への負担もあるので、悩む親御さんもいるでしょう。
わたしの周囲の状況、うちの子供たちがやっていた習い事の回数を紹介していきます。
ちなみに都内のケースです。
①小学生の習い事は1年生までが週に1~2回!休みは友だちと遊ぶ
わたしの周囲では小学生の1年生でも習い事をしている子がほとんどでした。
週に何回通っているのか聞いてみたところ、1~2回通っているご家庭が多くほとんどが休みという感じです。
小学生の低学年では習い事を週何回もやらせるのではなく休みを多く取り、友だちとたくさん遊ばせたいという考えの親御さんがわたしの周りでは多かったです。
幼稚園から習い事を継続している小学生が多く、自分からやりたいといった場合でなくても楽しく続けている子がほとんどです。
週何回も通うのではなく、休みが十分あるのも習い事を楽しめるポイントなのかなと思いました。
気持ちにも時間にも余裕があるので、楽しく通っている子ばかりでした。
うちも小学校1年生の頃に空手を習い始めたのですが、週2回だけ通わせていました。
週3回通えたんですが、土曜日は上級者がメインで来ていたので最初の頃は行ってなかったんです。
慣れることが大事だと思ったからです。
②小学生の習い事は2~3年生でさらに増える!休みはグッと減る
小学生の習い事は2~3年生になると増やしている親御さんが多く、週何回も通うため休みがかなり減っている子ばかりでした。
今ある習い事は継続して子供がやりたいものを増やしている親御さん、親がやらせたいと思っている習い事を増やしている方もいらっしゃいました。
回数で言うと週3~4回習い事に費やしている子が多かったです。
うちの場合は空手のみでしたが、週3回に増やしました。
体力もつくし練習を増やすことで強くなれる、自信にもつながると思ったからです。
本人も楽しく通っていたので良かったかなと思います。
③高学年では習い事が減り塾が増えて休みがなくなる子も
小学校高学年になると中学受験を意識して習い事を減らし、その分塾を増やすというご家庭が多かったです。
週何回も習い事と塾に通うため、ほとんど休みがなくなります。
家庭によっては習い事はそのまま行ける日に行かせ塾を増やすといううちも結構いました。
なので、小学生なのに習い事+塾で週何回も通っており、休みなしという子もいたんです。
小学生なのに習い事+塾で休みなしというのはびっくりしました。
体力をつけるためにもやっているそうです。
また習い事は大体6~7時に行っている子が多いですが、塾は9時頃まで勉強しているという子もいます。
小学校高学年になるとかなり遅くまで時間を拘束されるので、体力はつきますよね。
小学生の習い事は週何回も通う!休みがなくてもOKか経験者に聞いた
小学生の習い事は週何回も通わせ、実質休みがないというご家庭もわたしの周りでいます。
で、実際に小学生のうちに習い事をたくさんやらせて週何回も通っているお子さんと親御さんに以下の事を聞いてみました。
①小学生のうちから習い事を週何回も入れたきっかけ
一人目は兄妹で運動が好きなご家庭のママに聞いてみました。
小学生のうちから習い事を週何回も入れたのは子供がやりたいと言い出して増えてしまったからでした。
幼稚園の頃は親がやらせたいものを習わせたそうなんですが、小学校に上がると本人がやりたいと言い出したそうです。
で、今やっている習い事も楽しいので継続したまま増やしてしまい、日曜日しか休みじゃなくなったそう。
ただし、野球チームにも入っているので試合があれば日曜日も休みではなくなります。
それでも子供は楽しいと継続していました。
そこの家庭は体育会系のうちで夜もお父さん、兄妹で走り込みしてました。
どんだけ体力があるのだろうとびっくりしたものです。
お兄ちゃんも妹も運動神経がよく、学校のリレー代表も務めたり野球チームのキャプテンを務めたりとすごかったのを覚えています。
基本的にやりたいと言い出した習い事は親が納得しないと週何回もつぶれ、休みがなくなったとしても辞めさせないスタンスだったそうです。
納得いかない理由だとやめられないのですから、よほどやりたいことじゃないと言い出せませんね。
現在はこちらの兄妹は運動部が充実している中学校に上がりました。
また、もう1つのご家庭は塾メインで習い事で体力をつけるスタンスだったようです。
こちらのご家庭は子供がやりたいではなく、親主体で塾と習い事を決めていってました。
まず体力をつけるために運動系の習い事をスタートさせ、中学受験を考えているので3年生の3学期から進学塾に入りました。
子供はつらくないのかなとも思いましたが、こちらの子もとにかく体力がありました。
ただ、運動は苦手なようであまり楽しんでいなかったみたいです。
それでも、体力をつけさせたいと辞めさせていません。
②小学生の習い事で週何回も行ってよかったこと【子供の意見】
小学生の習い事で週何回も行ってよかったことはいろいろあるそうです。
どちらのご家庭でも共通することがありました。
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- それぞれの習い事で学校の友達以外の友達ができる。
- 学校ではできないものができる。
- 風邪をひかなくなった。
これをみると学校に友達が少ない子は習い事で友だちを作る機会ができて良いかもしれませんね。
実際にうちの子が通っている習い事でも学校では友達が少ないという子がいましたが、習い事にきている子たちとは気が合ったようです。
また、習い事を多くやっていると休みが少ないので、学校の友達と遊ぶ時間が少なくなります。
友だちと遊んでいても途中でやめる必要があるので嫌だなと思わないのか聞いてみましたが、習い事が楽しいから気にならないとのことでした。
小学生は好きな習い事であれば週何回も通う必要があり休みがなくても、苦ではないんですね。
③小学生によっては習い事が週何回も入るとパンク【うちの場合】
小学生は好きな習い事であれば週何回も通い休みがなかったとしても大丈夫な子は結構います。
ただ、全ての子に当てはまるわけではありません。
うちの場合は当てはまりませんでした。
うちの子供たちは読解力がなかったので空手週3日+読解の塾週1回入れたんです。
最初の頃は楽しく通っていたんですが、学年が上がり学校の勉強が難しくなったり時間が遅くなるとパンクし始めました。
学年が上がると以下のようになりました。
-
- 学年が上がりやることが増えたので疲れやすくなった。
- 学校で委員会、クラブ活動が増えたので時間がとられるようになった。
- 朝も委員会の仕事をする必要が増えた。
- 宿題が増え勉強の内容も難しくなった。
- 空手も普段から練習をしないと昇級できないので練習時間を確保しなくてはいけない。
結構ギュウギュウですよね。
上記のような状態だったので、結構弊害が出てきたんです。
-
- 学校へ持っていかなくてはいけないものを忘れる回数が増えた。
- 整理整頓がいつも以上にできなくなった。
- 宿題をし忘れ朝に慌てて適当にやるようになった。
- 頭がつかれるのかボーっとすることが増えた。
なので、子供と相談していったん全部リセットしました。
緩やかな時間を作った方が生活面が良くなると思ったからです。
うちの子の場合は休みが少なすぎるとパンクしてしまうようです。
この程度で?と思われますが、平日週3回、土曜1回、それに加えてクラブ活動と委員会活動があるとかなり体力が必要です。
しかも、空手の練習では居残り練習をしていたので実質2時間近く習い事に行っていたことになります。
習い事の時間や回数を減らせばいいのでは?と思いますが、メリハリがなくなりつらくなったらすぐに休めばいいやという考え方を植え付けたくなかったのですっぱり辞めました。
④習い事を掛け持ちする理由
習い事を掛け持ちしたい理由を聞いてみたところ、以下の回答がありました。
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- やりたい習い事が多かった。
- 小学生のうちしか習い事を週何回もさせることができないから。
- 休みが少なくても楽しく言っているから掛け持ちでも良いと考えている。
- 体力を付けさせたいから。
- やりたいことを見つけてほしいから。
確かにうなずけますが、習い事を掛け持ちするとかなりの出費があるので、これは家庭の方針で決まると思います。
小学生の習い事は週何回も通ってほぼ休みなしもOK!注意点あり
小学生の習い事は週何回も通ってほぼ休みなしも子供によってはOKです。
ただし、いくつか注意点があるので守りましょう。
①どうしてもやりたい習い事か行く前に話し合う
習い事はいろいろやりたくなっちゃうという小学生は多いです。
ただ言われたから気軽にどんどん習い事を増やすと週何回も良くハメになり休みがなくて、パンクしてしまう子もいますし簡単に辞められても困ります。
もし習い事を増やすなら、まずは子供とどうしてもやりたい習い事なのか話をしましょう。
単に仲の良い友だちが通っているからという理由であれば、その子が辞めたらすぐに辞めてしまいます。
実際にうちの子の周りでもいました。
自分自身が本当にやりたいものでないなら、すぐにやめてしまったり身につかない可能性が高いです。
まずはどうしてやりたいのか子供に聞いてみましょう。
②小学生のうちに習い事を増やしてもこなせるのか見極める
習い事は小学生のうちしかいろいろできないことも多いでしょう。
中学生になると勉強が難しくなり塾に通う、部活動も入る必要があります。
時間が無くなるので小学生のうちに習い事を週何回もやってもらおうと考える親御さんは多いです。
ですが、小学生だからといってどんどん習い事を増やしてもはたしてきちんとこなせるのでしょうか?
習い事が入っているから行っているだけというのでは意味がありません。
むしろお金を捨てているようなものです。
なので、習い事を増やしてもこなしていけるのか、身につくように練習することができるのか見極めましょう。
③新しい習い事を入れて生活リズムが崩れないか考える
新しい習い事を入れることで生活リズムが崩れないかも検討したほうが良いです。
習い事1つでも週に2~3回通うものもあります。
習い事1つ増やしたことで週何回もつぶれ休みがなくなったら、生活リズムが崩れやすくなるでしょう。
まずはうまくコントロールできるかも考えてください。
④優先させるべきことを考える
小学生のうちは習い事を週何回も入れると優先させるべきことがわからなくなります。
習い事も大事ですが学校の勉強、友だちとの関係も大事です。
小学生なのに習い事を週何回も入れていると休みがなくなり、遊んでいる最中に帰る必要も出ます。
また、学校が終わる時間が遅くなるとそのまま習い事に行く必要も出てくるでしょう。
子供は誘惑に弱く、習い事があったとしても友だちと遊ぶ約束をしてしまうことが多いです。
そうなると友だちから「遊ぶって言ったのに!嘘つき!」と言われることもあります。
うちでは習い事をしている子は遊べるかわからないからという話をいつもしているので気にしていませんが、1~3年生あたりだと嘘ついた!と思うような幼い子もいるので注意が必要です。
どうしても友だちと遊ぶ時間を確保したい場合はムリに習い事を増やさず、余裕のある生活を送らせてください。
⑤中途半端にならないか考える【サボることも】
小学生だとあれもこれも習い事がしたいと選択できない子も多いです。
週何回も習い事でつぶれ休みがほとんどない状態になると最初のうちは楽しくても、さぼることも考え始めます。
また、親がどんどん入れた場合はサボることばかり考え習い事自体を嫌いになることもあります。
小学生のうちに習い事を詰め込みすぎて週何回もつぶれてしまい休みがほとんどない状態にするとどれも中途半端になります。
それならコレというものを1つ2つ決めて、しっかり習う・練習する方が良いです。
⑥体力面で考える
体力をつけるために小学生のうちは習い事をたくさんさせる!という親御さんも多いです。
確かに週何回も習い事に通えば体力はつくかもしれません。
ただ、休みがほとんどないと小学生のうちは習い事を続けるのが大変になる子も多いです。
週何回も通って休みがほとんどないと体力をつける以前に疲れが取れなくなることもあります。
それなら一旦辞めるかお休みをもらい、体調を整えた方が良いです。
⑦多い場合はオンラインでできる習い事がないか考える
どうしても習い事を選択できないという場合はオンラインでできる習い事がないか考えてみるのも良いです。
うちの息子のお友達は習い事に通う回数が多いため、英会話はオンラインでやっています。
またわたしもオンライン英会話を利用していましたが、学校に行くよりもコスパが良く多くの時間を割く必要もないので便利でした。
英会話以外にも作文や塾なども通信教育で済ませることができます。
本格的な中学受験の準備の前は通信教育で済ませていた子も多いです。
あれもこれも習い事をさせたい場合は家でゆっくりする時間を確保できるように工夫してみてください。
小学生の習い事で週何回通うのかは学年によって異なります。
学年が上がるにつれ習い事+塾になるので、休みはほとんどなくなるでしょう。
それでも、習い事を辞めさせたくないという場合は習う前にしっかり検討する、オンラインでできるものを探す、中途半端にならないか考える必要があります。
休みがなくても大丈夫という子もいますが、あくまでもその子の体力と性格によるので自分の子が大丈夫なのか見極める必要があるでしょう。
まずは無理のない範囲で習い事をさせてあげてください。